フライパンでもキレイに焼き目を付けて美味しく塩焼きしたい!
サバの旬は秋から冬。『秋サバは嫁に食わすな』という諺があるほど(現代人の私には好きな言葉ではありませんが)秋はサバに脂がのってがおいしい季節というのは古くから知られています。
秋~冬はそんなおいしいサバを手に入れられる季節なのですが、魚焼きグリルや炭火がなければ美味しく調理できないと思っていませんか?
実は全くそんな事はありません。フライパンでもグリルのようにふっくらとおいしく焼く事は可能です。一人暮らしの小さなコンロでじゅうぶんです。
いくつかのポイントを押さえておくだけで、簡単に誰でも美味しくサバの塩焼きをフライパンで作ることができるのです。
そんな魔法のような調理法を今回はお伝えいたします。本当においしいのでぜひ試してみて下さい!
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『フライパンで究極のサバの塩焼き』に必要なもの
どれも一般のご家庭にはあるものだと思いますが、フライパンでおいしい塩焼きを作ろうと思うと以下のものが必要になります。
- フライパン(テフロン加工のもの)
- キッチンペーパー
- 食塩
といっても本当にこれだけ。特別な設備も特別な道具も必要ありません。必要なのはやる気と知識だけです。やる気と知識とサバ、それだけあれば究極においしい塩焼きがフライパンでできちゃいます。
では具体的に3つのポイントをお伝えいたします。
フライパンで塩焼きのポイント:キッチンペーパーでしっかり水気をとる
通常、スーパーや魚屋さんでサバを買ってくるときは2枚おろしまたは3枚おろしの状態だと思います。
まずは買ってきたサバの表面を水気をキッチンペーパーでしっかりとふき取ります。
魚料理は水気が大敵です。しっかりと工程ごとに水気をとってあげることで、魚臭さも出ず美味しく焼くことができます。
フライパンで塩焼きのポイント:塩振りでサバの水分を抜く
次に、サバの切身の表面に塩をふります。これには塩味をつける意味のほかに下記の効果があります。
①浸透圧により水分を抜く効果、②肉質を変化させジューシーに保つ効果、③身が崩れにくくなる効果 です。
科学的な話になりますが、魚の身に塩をふると、魚の筋肉を構成する塩溶性タンパク質(アクチン、ミオシン)が溶けて、粘りのあるすり身のような状態に変化し(アクトミオシン)、水分を多く保つようになります。
その結果、塩によって水分が抜けているにも関わらず、焼き上がりのサバの身質がしっとりとしたジューシーな食感になるのです。
この現象は魚のすり身を使ったかまぼこなどに利用されています。ということで塩をふるということは魚料理において非常に効果があることなんです!
塩ふりはグリルでの塩焼きでも使えるテクニックです。フライパンでの塩焼きの際は必ず行いましょう。
塩をふったら30分ほど置いておく
サバの切り身に塩をふったら30分ほどおいておき、そのあと浮いてきた水分をキッチンペーパーでしっかりふき取ってください。
このとき表面を触ってみると、サバの切り身の肉質が変化しているのがわかると思います。これこそが美味しさの秘密です!
フライパンで塩焼きのポイント:火加減は『中弱火』!
フライパンでふっくらと魚の塩焼きを作るテクニック、次は『火加減』です。
魚をふっくら仕上げようと思うと、『強火の遠火』という言葉が有名なこともあって、なんとなく強火で短時間で加熱したほうがいいんじゃないの?と思いがちですがそれはまったくの誤解です。
強火の遠火は炭火や薪で魚を調理するときのテクニック。現代のガス火は火が近いので、強火で魚を加熱するとすぐに焦げてしまううえ、中まで火が通らず生焼け、しかも皮がフライパンにくっつく…なんて残念なことになってしまいます。
フライパンで塩焼きにするときは『中弱火(中火と弱火の間)』で加熱してください。テフロン加工のフライパンであれば、前述した塩ふりと水分をしっかり取っていれば油をひかなくても皮はくっつきません。
魚は皮から先に焼きましょう。皮から先に焼く理由は、皮目を上にして盛り付けるから。先に焼いた面のほうが焼き目がきれいにつきます。
フライパンで塩焼きのポイント:片面7~8分でじっくり焼く
焼くときの時間は気になるポイントですよね。中弱火で温めておいたフライパンにサバの切り身を皮から置いて加熱していきますが、焦らずじっくり7~8分加熱してください。
そしてひっくり返してさらに6~7分。加熱した際に出てくる余分な脂はふきとってください。これでしっかり火が通り、ジューシーなサバの塩焼きの完成です!
秋・冬は魚が美味しい季節!サバを大いに食べよう
ということで、フライパンで誰でも簡単に作れるサバの塩焼きはいかがでしたか?ポイントをおさえておけば誰でも魚料理をうまく作ることができちゃいます。
ぜひこのテクニックを使って、秋冬の美味しいサバをたくさん味わってみてください!
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めだか水産広報部が運営しているYouTubeチャンネル『さかなでのみましょう』では、本記事で解説したサバの塩焼きの作り方を動画で紹介しています。
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