新鮮な海ぶどう

海ぶどうの食べ方、レシピは?保存法や栄養、糖質、カロリーを解説します

海ぶどうといえば沖縄料理の定番中の定番食材です。独特の形状とキャビアのようなぷちぷちした歯ざわり、あっさりした塩味で他にはない味わいが人気です。

そんな海ぶどうの気になるカロリーや栄養素は?美容やダイエットに役立つの?保存方法や食べ方は?プロの料理人の知識を参考にまとめてみました!

後ほど解説いたしますが、まず皆さんに知っていただきたいのは【冷蔵庫には入れちゃダメ!】ということです。

海ぶどうの栄養価とカロリー

海ぶどうの栄養価やカロリーがこちらです。※文部科学省食品成分データベースhttps://fooddb.mext.go.jp/index.plより

海ぶどう
海ぶどう
海ぶどうの栄養素・カロリー(100gあたり)

エネルギー(カロリー) 4kcal
水分 97.0g
たんぱく質 0.5g
脂質 0.1g
炭水化物 1.2g

海ぶどうは非常に低カロリー低糖質

海ぶどうのカロリーは100gあたり4kcalです。ほとんどカロリーはないようなものですね。

海ぶどうはほとんどが水分

海ぶどうの水分は100gあたり97gです。つまり海ぶどうの成分のうち97%が水分ということになります。無理やり例えるならクラゲと同じような水分量ということになります。低カロリーというのもうなずけますね。

海ぶどうの効能

機能性成分タウリンを含む

海ぶどうをはじめとする海に生息する生物は、浸透圧調整機能としてタウリンを利用しています。タウリンは含硫アミノ酸(たんぱく質が分解される過程で出来るアミノ酸に似た物質)の一種であり、栄養ドリンクでご存知の方も多い栄養成分です。

イカやタコなどの海に生息する軟体類に特に多く含まれ、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、コレステロール減少、視力回復など様々な効果があるといわれています。

美容に効果的なフコイダンがたっぷり

海ぶどうには昆布やわかめなどの海草・海藻類に多く含まれるフコイダンという天然成分も含まれています。

フコイダンはその健康効果のため近年非常に注目されており、その高い保水力により肌のしわ抑制や抗酸化作用、ヒアルロン酸合成促進などの効果があるといわれています。

そのほかにもフコイダンには肝機能の向上、免疫効果を高める作用、コレステロールの低下作用があるともいわれています。

低カロリーでダイエットに向いている

海ぶどうは非常に低カロリーな食材のうえ旨味や塩味も豊富で食べ応えがあるため、ダイエット向きの食材といえます。

サラダに混ぜたり、ご飯にのせて海ぶどう丼にすることでダイエットに役立つ食材になるでしょう。

低糖質生活をしている人にもおすすめ

海ぶどうの糖質(炭水化物)は100gあたり1.2gです。糖質量は非常に少ないといえるでしょう。

海ぶどうの旬の時期はいつ?

海ぶどうの旬の時期は?と問われれば、多くの方は「夏」と答えるのではないでしょうか?

たしかに天然ものの海ぶどうは初夏から夏が旬といえますが、実際に現在出回っているものは後述するようにほとんどが『養殖もの』です。

そのため、現在では天然ものと違い、通年で美味しい海ぶどうが食べられるようになっています。これまでの水産関係者の努力のたまものではないでしょうか。

海ぶどうの保存方法

生の海ぶどうは保温のため発泡スチロールに入ったものも
生の海ぶどうは保温のため発泡スチロールに入ったものも
海ぶどうをおみやげでいただいたり、沖縄から通販で取り寄せたりしたときに気になるのが保存方法ですよね。※ここで紹介する保存方法は生の海ぶどうに関するものです。

冷やすのは絶対にNG!

海ぶどうは沖縄が名産地なことからわかるように、暖かい海の中に生息している海藻類です。そのため、冷気にさらされるとしぼんでしまいます。

海ぶどうを入手したら絶対に冷蔵庫には入れないようにしましょう。もちろん冷凍も絶対にNGです。魚を扱う仕事でも、知らない人や新人さんが冷蔵車に入れてしまって食材がパーに…なんてこともあるほど、海ぶどうを食べるときに失敗しやすいポイントです。

常温保存でOK

ということで海ぶどうは入手したら常温保存でOKです。塩蔵ものの海ぶどうが販売されていることもありますが、その場合も基本的には常温保存でOKのはずです。※必ずパッケージに記載されている表示に従ってください。

海ぶどうの賞味期限は?

新鮮な生の海ぶどうの賞味期限は、ぷちぷち食感が残る2~3日といえます。もちろん気温や保存方法によって異なります。塩蔵ものの場合は数か月~1年間は保存可能です。

海ぶどうの食べ方・下処理方法

海ぶどうは普通の野菜や海藻と異なり、ぷちぷち食感を保たせるための注意点がいくつかあります。

これを守らないとしぼんでしまったり台無しになってしまうので注意して下さい。

下処理方法

新鮮な海ぶどう
新鮮な海ぶどう
生の海ぶどうの場合

買ってきたりいただいた海ぶどうは、さっと水洗いしてからしっかり水を切って食べるのがおすすめです。その際に、氷水で30秒~1分ほど洗うと、食感もパリッとシャキッとしてさらに美味しくなります。

塩蔵の海ぶどうの場合

海外産や、長期旅行のお土産等の場合は塩蔵の海ぶどうになる場合があります。塩蔵の海ぶどうの下処理方法は、塩水から海ぶどうを取り出し、さっと水洗いしたのちに真水に入れ、3~5分ほどしたらできあがりです。水を切ってから食べましょう。

海ぶどうの食べ方

海ぶどうはぷちぷちした楽しい食感と、サラダのようなあっさりした塩味が特徴です。そのため生の場合は基本的には加熱はせずそのまま食べるのがおすすめの美味しい食べ方といえます。

以下に、海ぶどうのごく簡単なレシピを掲載いたします。参考にしてみてください。

海ぶどうのレシピ

生でそのまま食べる!

海ぶどうはそのまま食べるのが結局一番美味しいです。他の食材では決して味わえない楽しい食感と、沖縄の海を思い起こさせる塩味はたまりません。お酒にもぴったりです。

海ぶどうのポン酢・三杯酢和え

生の海ぶどうまたは水でもどした海ぶどうにポン酢または三杯酢をつけて出来上がり。…ただポン酢をかけただけと思われますが、実際これだけで美味しくいただけるのが海ぶどうのスゴイところ。

ただし、ポン酢につけたまま放置するのはNGです。浸透圧により海ぶどうがしぼんでしまいます。お刺身のように食べるときにつける程度にしましょう。

海ぶどうの豆知識。養殖してる!?

別名『グリーンキャビア』とも

海ぶどうは別名『グリーンキャビア』ともいうそうです。キャビアのようにぷちぷちした独特の食感、透明感があって美しい外見からグリーンキャビアといわれるようになったのでしょう。

ほとんどが養殖もの

前述したように、海ぶどうは流通しているほとんどが養殖ものです。

ベトナムやフィリピンなどの海外養殖ものも

塩蔵品海ぶどうには、ベトナム産やフィリピン産のものも多く出回っています。

国産ものと比べると少し味は落ちるものの、価格は1/3から1/2程度と非常に安価なため外食産業向けに利用されています。

標準和名を『クビレズタ』という

海ぶどうのほとんど知られていない標準和名(学術的に用いられる名称)は、『クビレズタ』といいます。

海ぶどうの生物学的な分類はイワズタ目イワズタ科イワズタ属です(「イワヅタ」または「イワズタ」の説があります)。

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