サバ缶の種類が増えすぎてどれを買えばいいのかわからない!
サバ缶を選ぶとき、いろんな種類があって選び方がわからない!TV番組では製造日や賞味期限を確認するべきって言ってたけど本当?
など、いろんな疑問があるかと思います。そこで今回は数々のサバ缶を食べてきた私たちめだか水産広報部が
『本当に美味しいサバ缶の選び方』『美味しいサバ缶を見分けるポイント』をお伝えします!
サバは産卵期前で脂肪を蓄えた状態が最も美味しい
まず『美味しいサバ缶』の条件ですが、シンプルなサバ水煮缶では【脂が乗っている】【鮮度が良い】ということが美味しいサバ缶の条件になろうかと思います。
魚に脂が乗る時期というのは、一般的には旬の時期、つまり魚が産卵期に向け栄養を蓄える時期です。よって産卵期前の魚がもっとも美味しい状態になります。
そして魚の産卵期は漁獲地や漁獲年によって大きく左右されるため〇月だから産卵前、〇月だから産卵後、と判断することができません。
生の魚をさばいてみれば生殖腺の発達具合で一目瞭然ですが、内臓が取り除かれた缶詰状態で確認するには『脂のり』が良いかどうかが産卵期の前か後かの指標になります。
実は、スーパーの商品棚で美味しいサバ缶に出会うのは難しいです。
それはなぜか、取り扱いの種類が少なくパッケージと価格で選ぶと鮮度悪かったり、魚の扱いが丁寧でなかったりする缶詰を買ってしまうことが原因です。
通販(特にAmazonや楽天)では豊富な取り扱いで購入者レビューも参考に美味しい缶詰を探すことができます。
また缶詰は重たいのでスーパー等で買うよりも、玄関先まで配達してくれる点も嬉しいポイントですよね♪
つまり脂のりはどのように判断するかというと、やはりパッケージから判断するのは難しく『開けてみて脂がどのくらい浮いているか』『皮の下に白い膜(皮下脂肪)をどのくらい蓄えているか』で判断するのが良いかと思います。
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たとえばこの記事でご紹介しているいわし缶は、脂の層が数mm浮いていました。
商品の公式サイトにも「夏から秋にかけての北海道道東沖120g以上のマイワシを使用」と記載されています。
また、こちらの記事で紹介しているいわし缶やいわし刺身の写真なら、皮下脂肪がわかりやすいかと思います。
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パッケージから良いサバ缶の選び方は?
『産卵期前の脂ののった大型の魚を、より鮮度の良い状態で加工したもの』が良いサバ缶の条件。まずは鮮度の選び方を見てみましょう。
鮮度の良し悪しは生原料使用かどうかで判断する!
鮮度の良し悪しの判断は『生原料』を使用しているかどうかである程度判断することができます。生原料とはすなわち冷凍された魚ではなく、水揚げされてすぐの「鮮魚」ということです。
生原料を使ったものはアピールポイントとして缶詰にその旨を記載していることが多いです。
たとえばこの記事で紹介している『彩 さば水煮』は、生原料使用を大きくアピールしています。
ついに登場した木の屋石巻水産の『彩 金華さば水煮』めだか水産による『2018年このサバ缶がすごい!』ランキングで1位に輝いたサバ缶がこちら。ついに2019年の新商品が登場したのでさっそく購入してみました。[caption id=[…]
製造日や賞味期限では判断の基準にならないパターンも
TVやネット上では『製造日を見て旬の時期にあてはまるものは美味しい』という情報があるようですが、
缶詰は産地から冷凍の原料を仕入れて解凍してから製造することも多く、一概に製造日や賞味期限などで漁獲時期を判断することは困難です。
購入前の判断として『生原料使用か』『大型の魚を使っているか』『旬の時期の原料を使っているか』の3点をそなえるものが極上ものである可能性が高いです。
ということで、以上が美味しいサバ缶を選ぶコツでした。皆さんも通販やスーパーの売場でいろんなサバ缶を比較してみてください!
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