メダカビオトープのメリットとデメリット!睡蓮鉢飼育やアクアリウムと何が違う?
メダカビオトープは一人暮らしの方やマンションのベランダにおすすめの飼育方法
メダカビオトープは、部屋に水槽を置くスペースがなかったり、仕事から帰ってくる時間がまちまちだから水槽だと照明を切る時間が・・・という方にもおすすめの飼育方法です。
狭い場所でも設置可能
メダカビオトープなら、スペースはとても小さくて済みます。もちろんアクアリウムのような電源も不要なので、電源コードでぐちゃぐちゃになってしまう、なんとこともありません。我が家のメダカビオトープは直径約40cm。それだけで、このビオトープが設置できちゃいます。
メリット:ガーデニングとアクアリウムの魅力がひとつに!
メダカビオトープでは、ベランダでみんなの心を癒してくれる美しい花や植物たちと、かわいらしいメダカたちのユーモラスな動きや、メダカの繁殖を楽しむことができます。
まさにガーデニングとアクアリウムの魅力を合わせた趣味と呼べるのではないでしょうか。
メリット:アクアリウムよりも手間がかからず費用も安い
アクアリウムや魚の飼育、と聞くとお金持ちの趣味だったり、お金がかかるイメージってありますよね。
実際、アクアリウム用品って市場規模も趣味人口もそこまで多くないので、器材ひとつひとつがけっこう高価だったりするんです。メダカビオトープなら、工夫次第でとっても費用を安くおさえることができます。その理由を説明します。
照明やCO2などのアクアリウム用品が不要
メダカビオトープには水の入る容器と土、植物があればほぼOK!アクアリウムで使うような照明はいりません。太陽が最高の照明になってくれますよ。CO2添加も必要ありません。当たり前ですが。
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水換え頻度を減らすことができる
メダカビオトープなら、植物がどんどん育つことで水を浄化してくれるので、メダカの数にもよりますが水換えの頻度は少なくてすみます。我が家のメダカビオトープは3ヶ月以上一度も水換えをしていませんが、メダカも植物ももちろん元気に育っています。
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材料をホームセンターで揃えられる
ホームセンターはメダカビオトープ設置の聖地です!工夫次第でいろんな材料がビオトープに応用できます。わざわざ睡蓮鉢を買わなくても、ガーデニング売り場にある植物用のプランターを水漏れ処理するだけで立派な鉢になっちゃいます。メダカ用品はどうしても和風の鉢が多いですが、ガーデニング用品ならおしゃれなものもけっこうありますよね。
好みの鉢を見つけてみてください。アクアリウムで使う土(ソイル)についても同様で、赤土を使っちゃえばいいんです。2Lで300円くらいと激安なので躊躇せず買えちゃいますね!砂利には我が家では軽石を使っています。これも2Lで200円くらいです。アクア用品と比べると1/10くらいの価格差ですね・・・
ここからはデメリットをご紹介します。
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デメリット:上見だけ。横から観察できない
メダカの鑑賞方法は、錦鯉や金魚のらんちゅうのように上から鑑賞する上見(うわみ)と、アクアリウムのように横から鑑賞する横見(よこみ)があります。個人的には横から観察するほうがメダカの動きや表情?がわかりやすくて好きなのですが、メダカ界は上見が基本のようですね。メダカビオトープでは基本的に上見での鑑賞になります。
デメリット:虫が寄ってくるかも・・・
これもビオトープの性質から考えれば当たり前の話なのですが植物と水が置いてある以上、虫がやってきてしまいます。我が家(マンションの4階)で実際に観察した虫たちは、アブラムシ、クモ、ハチ、アブラバチ、アゲハチョウ、小さなハエ、などなど。苦手な人は要注意ですが、これを機に虫たちを観察してみてはいかがでしょうか?案外いろんな動きをしていて、観察してみるとおもしろいものですよ。
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