さきいかはダイエットに効果的?
おやつやお酒のお供としてよく食べられるさきいかは、ダイエット食としても注目を集めています。
さきいかは高たんぱく・低脂質でヘルシーな上、噛み応えがあるので少量であってもお腹を満たすことができます。
これらのような特徴を持っていると、一般的にもダイエットにかなり効果的な食材であるように思えますよね。
そこで、さきいかは本当にダイエット食として優秀なのか調べてみました。
さきいかのカロリーは高い?低い?
文部科学省ホームページ日本食品標準成分表によると、さきいかの100gあたりのカロリーは268kcalです。
高たんぱく、低カロリー低脂肪でダイエットの味方として有名な鶏ささみ(100g 107kcal)の約2.5倍のカロリーがあります。
加工食品なので旬の時期はなく、いつでも食べることができます。
ダイエットに効果的なさきいかの栄養素
さきいかにはダイエットに効果的なたくさんの栄養素が含まれています。
中でも、特に注目すべきさきいかに豊富な栄養素を紹介します。
さきいかの特徴的な栄養素『高たんぱく』
さきいかはたんぱく質が豊富な食材です。たんぱく質は私たちの体をつくるもっとも基本的な栄養成分で、健康的なダイエットに非常に重要です。
たんぱく質は体を動かすための筋肉の材料になり、脂質、炭水化物と並ぶ三大栄養素のひとつに挙げられます。
たんぱく質の不足は肌や髪のトラブルにもつながるため、美しく痩せるために非常に重要です。
筋肉が多いほどいわゆる基礎代謝が増え、痩せやすくリバウンドしにくい「痩せ体質」になっていくことが期待できます。
たんぱく質の多い食材といえば鶏肉や大豆製品が思い浮かべられますが、実は魚介類にもたんぱく質豊富な食材は多いです。
たんぱく質が豊富なさきいかをダイエット食に取り入れることで、美しく健康的にダイエットしましょう。
さきいかの特徴的な栄養素『タウリン』
さきいかには「タウリン」が豊富に含まれています。タウリンはアミノ酸の一種で、筋肉疲労の改善や、コレステロールを減らしたり高血圧の予防になるといわれています。
タウリンはTVCMの印象からか、なんとなく疲労回復に効くような印象がありますよね。疲労回復には効果的なのはもちろん、タウリンは美容と健康にも効果的です。
タウリンは人体に0.1%ほど含まれている物質で、さきいかのほかタコやイカなどの軟体類、カキやハマグリなどの貝類、エビなどの甲殻類に多く含まれています。
体や細胞を正常に保つ効果(ホメオタシス)があり、血圧の上昇を抑えたり、肝臓や腎臓の細胞の回復を促進する働きをします。
タウリンを摂取することで新陳代謝を正常に保ち、美肌効果につながるとも言えます。
むくみは美容の大敵。腎臓のはたらきを助けるタウリンは、体から余分な水分を排出しむくみを改善する効果が期待できます。
タウリンは人間の体内で作りだすことができる栄養素ですが、体内の生産量では足りないためさきいかなどの食材から摂取することが重要です。
タウリンは加齢とともに体内での生産量が減少するため、意識的に摂取するように心がけましょう。
血圧の上昇を抑えたり肝機能の改善をしてくれるタウリンは美容やアンチエイジングに欠かせません。
さきいかの特徴的な栄養素『低脂質・低脂肪』
さきいかはダイエット中に気になる糖質が非常に低いことが知られています。
糖質を抑える糖質制限ダイエットに取り組んでいる方には、さきいかはおすすめできる食材といえます。
ダイエット中のさきいかの食べ方で糖質を抑えるには、砂糖や小麦粉といった炭水化物を使った料理を避けるのがおすすめです。
また、さきいかは低糖質だけでなく低脂肪(低脂質)の食材でもあります。
魚介類は基本的に肉と比べると低脂肪(低脂質)であることが多く、とくにイカ・タコ類、エビ・カニ類は総じて脂質が低いことが知られています。
さきいかをダイエット中の食事に取り入れることで、無理なく健康的に痩せることが期待できます。
さきいかの特徴的な栄養素『低カロリー』
さきいかは豚肉や牛肉、鶏肉などと比較すると非常に低カロリーであることが知られています。
ダイエットにとってカロリー計算はもっとも大切なことといっても過言ではありません。
さきいかをはじめとする魚介類は基本的に牛肉や豚肉と比較すると低カロリーな食材です。
食材によっては生で食べることができるため油を添加する必要がなく、脂質とカロリーをさらに節約することができます。
逆に火を通すことで食感が強くなって満腹感が得られる場合もあります。調理方法も気を付けましょう。
毎日の食事にさきいかを取り入れることで摂取カロリーを少しでも減らし、ダイエットに役立てましょう。
さきいかの特徴的な栄養素『グルタミン酸』
グルタミン酸はたんぱく質を構成するアミノ酸の一種であり、うまみ成分として有名です。野菜やきのこ、チーズのほか、さきいかなどの海産物に多く含まれています。
食べ物を美味しいと感じるのは、私たちの味覚がグルタミン酸などのうまみ成分をキャッチするためです。グルタミン酸は、同じうまみ成分であるイノシン酸やグアニル酸と組み合わせると、うまみが強くなることが知られています。
たんぱく質は体の皮膚や筋肉、組織を作る栄養素であり、さきいかに多く含まれるグルタミン酸もその一角を担っています。筋肉の分解抑制や腸管の働きをサポートし、免疫力の向上にも作用します。
このように、さきいかに豊富なグルタミン酸は食べ物の美味しさを底上げするだけでなく、私たちの健康にも役立つ栄養素なのです。
さきいかダイエットの注意点
さきいかは健康に大切な栄養素が豊富でダイエットに効果的と言えますが、食べすぎには注意しましょう。
カロリーを過分に摂取してしまったり、食べすぎによって消化する際に内臓に負担がかかり、肌荒れや便秘・下痢などの原因にもなります。
健康的な食材といっても食べすぎや毎日たくさん食べ続けることは避けて、野菜や果物など様々な食材と合わせて食べることを心がけましょう。
さきいかのダイエットレシピ
ダイエット中でも美味しい料理を食べたいですよね。
農林水産省のホームページではおかずにぴったりのさきいかを使ったレシピが紹介されています。
美味しいさきいかのレシピをチェックしてみましょう。
Twitterでもたくさんのさきいかのレシピが紹介されています。
さきいかのダイエット情報をTwitterでチェック
Twitterではさきいかのダイエット情報がたくさん発信されています。
まとめ
さきいかは歯応えがあって満腹感が得やすい上、高たんぱく・低脂質でダイエットに適した食材であることが分かりました。
ただし、食塩相当量は100gで6.9gと多めなので、食べすぎには注意が必要です。
さきいかは簡単に手に入れることができるダイエット向きの食材です。またよく噛むことであごが鍛えられるというメリットもあり、お子さんにもおすすめです。
普段食べている砂糖を多く使用したお菓子や、脂質の多いスナック類をさきいかに変更してみるのはどうでしょうか?
- さきいかは高たんぱくでダイエットに効果あり
- さきいかにはタウリンが豊富で健康的にダイエットできる
- さきいかの低脂質・低脂肪が健康的なダイエット食に向いている
- さきいかの低カロリーを上手に食事に活用して美しく健康的に痩せよう
さきいかは魚介類の中でも人気の食材です。人気の理由は美味しいだけでなく健康やダイエットにも効果的だからかもしれません。
旬の時期に美味しいさきいかをたくさん食べて、体も心も健康的にダイエットしましょう!
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