我が家では紅帝(こうてい)という品種のメダカを飼育しています。
紅帝は楊貴妃の赤色をさらに強調するように改良された品種のようで、たしかに赤く美しい色合いの個体が多く気に入っています。
今回は、紅帝メダカの飼育当初から与えている『メダカの舞 スーパーオレンジ』を紹介します。
メダカ用にしてはなかなか高価な餌なのですが、高いなりにいい餌だと思います。
【メダカの餌レビュー】楊貴妃や紅帝メダカに!キョーリン メダカの舞 スーパーオレンジ
赤系のメダカにおすすめの色揚げ餌
ヒメダカや楊貴妃メダカ、紅帝メダカなどに代表される赤系・朱赤系のメダカは色揚げ(いろあげ)用の餌を与えることでさらにその赤色が鮮やかになります。
これはメダカに限らず、鯉や金魚のほか、グッピーやディスカスなどの熱帯魚にもそれぞれ専用の色揚げ餌が開発されています。
色揚げ用の餌はカロチノイドという天然の色素を配合しており、それがメダカの色に作用します。非メダカや楊貴妃などの赤系メダカを美しく育てるために、最適なカロチノイドを厳選して配合しました。
とあります。使用原料にもカロチノイドが含まれているのがわかりますね。
メダカの品種改良や養殖をメインに行っている方は餌の成分にもっとこだわるものかと思いますが、めだか水産はマンションのベランダで繁殖を楽しんでいる程度ですのであまり成分にこだわりはありません。
成分よりもすぐに溶けてしまって水を汚さないか?といった点や、小さいメダカから大きなメダカまでまんべんなく食べているか?といったポイントを重視しています。
粒が小さくて使いやすい

餌によっては水面についた段階で溶けて水を汚してしまったり、粒の大きさが大きすぎてなかなかメダカが食べられなかったりすることがあるんですよね。さすがは高級餌、よく考えられていると感心しました。
粒が小さいと何がいいの?
メダカを飼育していらっしゃる多くの方は、いろんなサイズのメダカを一緒の水槽や鉢で飼育しているのではないでしょうか?
小さなメダカが大きな餌を食べられず加えては戻し…という光景を見たことがあるのではないでしょうか。メダカの口はとっても小さくておちょぼ口。大人のメダカと子供のメダカだと食べられる餌のサイズが全然違うんですよね。
かといって餌のサイズが小さすぎると大人のメダカは不思議なことに見向きもしなくなってしまいます。餌の粒の大きさって意外と難しいんです。
水面にぱっと広がって沈みにくい
実際に餌を与える動画を撮影してみたのでご覧ください。
ぱっと広がって沈みにくい、これもオススメするポイントのひとつです。この『メダカの舞 スーパーオレンジ』は水面でぱっと拡散して、広範囲のメダカに餌を与えることができます。
餌を与える範囲が狭いとどうしても体が大きくて強い個体ばかりが餌を独占してしまい、小さなメダカが弱ってしまう原因にもなってしまいます。
また、すぐ沈んでしまう餌だと砂利の間に入ってそのまま放置されたり、底に沈んだ餌をうまく食べられない個体も見受けられるような気がします。水面に広範囲に浮かぶ餌なら、子供メダカから大人メダカまでまんべんなく食べることができます。
ニオイが少なめ(な気がする)
メダカの餌って、種類によってはなかなかニオイがきつかったりするんですよね…。
メダカを飼育している方には、会社にお勤めの方や通学してる学生さんも多いかと思います。忙しい朝、出勤や通学の前に餌を与えて指が臭くなって困る…なんて経験ないですか?ありますよね!
『メダカの舞 スーパーオレンジ』はニオイが控えめな気がします。メダカに餌を与えるたびに手を洗う、なんてことがなくなりました。なんとなくエビのようなニオイがします。
併用して使っている『メダカ元気 繁殖・成長用プロバイオフード』という餌は『メダカの舞 スーパーオレンジ』に比べてややニオイが強く、ピンセットでつまんで与えているほどでした。※食いつきもよくてとてもいい餌ですよ!
オススメポイントまとめ
- 赤系メダカの色がきれいに揚がる
- 粒が小さく子供メダカから大人メダカまで食べやすい絶妙なサイズ
- 水面にぱっと広がるのでまんべんなく餌を与えられる
欠点を挙げると『値段が高い』です。※といってもせいぜい40gで350円くらいですが。