本記事は2018年夏に執筆したものを2020年、2021年、2022、2023年に加筆したものです。
この記事では、メダカのお食事である餌について解説します。餌の量はどのくらい?餌は毎日与えたらいい??1日何回与えたらいいの?どんな餌がおすすめなの?という疑問にお答えします!
外で飼っているメダカには餌はいらないってほんと?
メダカ飼育初心者の方から「外で飼っているメダカはコケや水草などを食べるから餌を与えなくてもいいんでしょ?」と質問があります。
たしかに自然環境ではメダカの餌となるミジンコや昆虫、幼虫などが発生することがあります。

しかし自宅の睡蓮鉢などではそこまでメダカに十分な量の生き物が発生するとは考えにくいため、餌はしっかり与えるべきです。
メダカも当然ですが生き物で、食べ物が不足すると死んでしまいます。ペットは家族同然。メダカにも愛情をもって餌を与えましょう。
メダカに餌を与える回数は?
こちらもメダカ初心者の方から質問をいただくことが多いです。
あえて言うなら、メダカに餌を与える回数は1日2~3回がおすすめです。
メダカに餌を与える回数については人によって1日1回、1日2回など様々な意見がありますが、めだか水産の見解は「水質とメダカの成長のバランスによる」です。
なんとも腑に落ちない答えかもしれませんが、当然ながら餌をたくさん与えれば成長は早くなりますが、その分水質は急激に悪化してしまいます。
とくに1リットル程度の小型水槽の場合は一回に与える餌の量でも水質に与える影響が大きいので、餌をたくさん食べるからといって回数や量を増やすのは注意が必要です。

我が家の水槽は1日2~5回です
我が家ではベランダのビオトープ(水量13リットル)にメダカ10匹程度と、60cm水槽(水量60リットル)にメダカ20匹で飼育していますが、餌は60cm水槽が1日2~5回、ベランダのビオトープは1日1回としています。
60cm水槽のほうは繁殖を目的としているため、なるべくメダカを大きく健康に育てたいということから餌の回数を多めにしています。
ただし、餌の量を増やしている分水質の悪化も早いため、水替えの回数は2~3日に1/3程度と頻繁に水替えを行っています。
餌の回数や量を増やしたら、水替えの頻度を上げることも忘れないようにしましょう。
まったく餌を与えない日があってもOK
ベランダのビオトープは気温が低いとメダカたちが餌を食べにくくなるので、餌をまったく与えない日もあります。
餌を与えすぎると食べ残しやメダカの排泄物で水質が悪化してしまい、餌が少なすぎるとすべてのメダカに餌がいきわたらなかったり成長が遅くなったりしてしまいますので注意しましょう。
また、季節が秋に向かうにつれメダカたちの食べる量も減っきます。毎日メダカたちをじっくり観察して、食べ切れる量の餌を与えるのが大切です。
初心者は餌を少なめに与えましょう!
とはいえ、メダカ飼育初心者の方には分量が定めにくいと思いますので、アドバイスをひとつすると、初心者の方はどうしても餌を与えすぎになりがち。

その結果水質が悪化してしまいメダカが死んでしまう…なんてことが失敗例として非常に多いのです。なので、『初心者は一度に与える餌を少なめに』と覚えておくとよいでしょう。メダカだけじゃなくて他の魚にもいえることですね!
餌を与える時間は?
メダカに餌を与える時間は、朝と昼がよいと思います。人間は夜でも元気に行動しますが、野外で飼育しているメダカたちは朝日が昇ったら活動をはじめ、夕方に日が暮れると活動をやめてしまいます。
日が暮れてからメダカに餌を与えても、餌の食べ残しが多くなって水質を悪化させてしまいメダカを弱らせる原因となってしまいますので注意しましょう!
めだか水産で使っているメダカの餌をご紹介
我が家のビオトープと水槽のメダカにはこの餌を与えています。
GEX:メダカ元気 繁殖・成長用プロバイオフード

この餌をメダカに与えてみた感想としては、『粒が大きい』ですね。だいたい生後2か月くらいのメダカなら問題なく食べられるのですが、成長過程の稚魚、幼魚だと粒の大きさが大きくうまく食べられません。食いつきはとても良いです。稚魚には指ですりつぶして与える、ということができます。水に溶けにくい?のか、あまり水が汚れないような気がします。