メダカの飼育管理、2月は何をしたらいい?
2月はメダカにとってまだまだ寒い時期です。
冬眠中のため、12月や1月と同様のお世話をしてあげましょう。
日中に日光が当たらない場所はとても寒いため、11月から2月の冬の期間は日当たりの良い場所を選んで飼育容器を設置することをおすすめします。
冬眠中の飼育容器の場所移動はメダカにストレスを与えてしまうため、設置場所は冬眠前の11月までに決めておいてください。
低温対策のために、断熱シートを水槽の周りに貼り付けたり、発泡スチロールの容器に変えたりすると、保温効果が増します。
飼育容器を発泡スチロールに変える場合も、冬眠前の11月までに行いましょう。
屋外で飼育している場合はフタを設置しよう
屋外で飼育している場合、雪が降っている日は雪が入らないようにフタをします。
雪が入ってしまうと、水質が変わり冬眠中のメダカに負担がかかります。
雪の日は必ずフタをし、雪が入らないようにしてください。
ただし、晴れている日はフタをはずしましょう。
冬でもメダカには日光浴が必要ですし、水草が水槽に入っている場合は光合成のために日光が必要になります。
また、完全にフタをしてしまうとメダカは酸欠になってしまうので、空気穴を開けたり少し隙間をあけたりしてください。
稚魚や老魚、病気などで弱っているメダカは、水温が低いと越冬できずに死んでしまう可能性があるため、室内に移動させてヒーターを設置し水温を安定させることをおすすめします。
2月のメダカは冬眠中?
2月はメダカにとって、冬越しのピークです。
メダカのストレスになる、水替えや水槽掃除などのお世話はできるだけ避けましょう。
冬眠中のメダカは水槽の底の方でじっとして温かくなるのを待っています。
冬眠といっても、寝ているわけではありません。
メダカは変温動物のため、冬の水温が低い時期は活動を休んでいるだけです。
2月のメダカは代謝を抑えているため春や夏の時期に比べると排泄物が非常に少ないです。水が汚れにくくなっているため、水替えの心配はそこまで必要ありません。
水草や岩や流木など、隠れ場所があるとメダカは安心して身をよせながら冬眠できます。
室外飼育の場合にも、隠れ場所があると鳥や猫などの外敵から守れるため、隠れ場所を作ってあげましょう。
冬眠明けは何月から?
メダカの冬眠明けは、水温が上がってくる3月~4月の間です。
室内飼育のメダカはもう少し早く冬眠明けする可能性があります。
日差しが温かくなって、水温が徐々に上がってくると冬眠が明けてメダカが動き始めるため、活動し始めたら餌を少量ずつ与えましょう。
餌を与える際は、朝方はまだ寒い日もあるため、日中の温かい12時~14時の間で1週間に1回程度にしてください。
冬眠明けのメダカは体が弱っています。
消化器官も鈍っているため餌はあまり食べません。
飼育容器に餌が残ってしまうと水質悪化の原因となるため、餌は少量のみを食べきれるだけ与えましょう。
また、水替えや掃除、模様替え、別の容器に移す、日当たりの良い場所に移動させるなどは、メダカにストレスを与えるため冬眠明けしてからすぐは、やめてください。
冬眠明けのメダカはまだ体の調子が良くありません。
体調が戻っていないのにメダカのストレスとなるお世話をしてしまうと死んでしまう可能性が高くなります。
4月くらいまで、メダカの様子をしっかり観察し、餌を良く食べて活発に動くようになってからにしましょう。
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2月に水替えしていい?
水替えはメダカにとってストレスの原因になるため、2月に水替えはしてはいけません。
体調不良になりやすく、ストレスにも弱い時期です。
冬眠中のメダカは底の方で動かずにじっとして、春の温かくなる時期を待っています。
水槽の水は、底の方が水温が高くなっています。
そのため、メダカは比較的温かい底にいますが、水替えをすると底の方の温かい水と表面に近い冷たい水が混ざってしまい、水温が変わってしまいます。
水温が低くても生きていけるメダカですが、水温の急激な変化には弱い生き物です。
また、冬眠中のメダカは体が弱っているため水温の変化や水替えをするとメダカのストレスなどにより、冬越できずに死んでしまう可能性が高くなります。
水替えはせずに、飼育水が減ってきたら足し水をしてください。
足し水をする際は、飼育容器の横に足し水用の水を置いて、水温を飼育水となるべく同じ温度になるようにしてあげます。
寒いからといってお湯を入れないようにしてください。
冬眠中のメダカには水替えはせずに、足し水のみを行いましょう。
ヒーターを使用している場合は、水替えをしても大丈夫です。
冬の水道水は冷たく、水槽の水温が違うので水温を同じくらいの温度にしてから水替えを行いましょう。
足し水は、必ずカルキ抜きを使用してゆっくりと入れるように気を付けましょう。
2月に餌あげていい?
2月に餌は与えないようにしましょう。
冬眠中のメダカは、餌を与えても食べずに残ってしまいます。
餌が水槽に残ってしまうと、飼育水の汚れが進み水質が悪化しメダカが体調を崩してしまいます。
また、冬眠中のメダカは活性が低くなっているため消化器もうまく働かず、消化不良になってしまいます。
冬は、日中に表層を泳いでいるとき以外は餌を与えないようにしましょう。
餌を与えたい方は、植物プランクトンが豊富なグリーンウォーターの使用がオススメです。
健康維持としても最適なグリーンウォーターは、冬眠中で動かないメダカの餌となります。
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