3月のメダカの世話には注意が必要!水替えは?餌の量は?

3月の冬眠明け、メダカのお世話は何に注意すればいい?

3月はメダカにとって冬眠明けの季節です。冬眠明けすぐのメダカは、冬眠中の時と同じお世話をします。

冬眠中は、餌も食べずにじっとしていたので、まだ体力が戻っていません。

日中に活発に泳ぐようになったら徐々に餌を増やしていき、水替えを行いましょう。

メダカは、3月になったからといって冬眠からすぐに目覚めることなく、変温動物のため水温によって活動が変化する生き物です。

地域や室内飼育、屋外飼育によってもメダカの冬眠明けをする時期は異なります。

水温が下がるとまた冬眠状態に

また、3月は朝晩の冷え込みや天気の変化で外気温が低くなる場合もあり、飼育水が10度以下ですと、メダカの活性が下がってまた冬眠状態に戻ります。

体力のない状態で、飼育場所を移動させたり、大量の水替えや掃除をしたりすると、メダカにストレスを与えてしまう原因になります。

健康なメダカが冬眠から明けたにもかかわらず、体力のない状態でストレスを与えてしまうと、体調不良になってしまう可能性があります。

メダカの様子をしっかりと観察をして、じっとしているようなら餌や水替えは避けてお世話をしましょう。

3月の餌の量は?

健康的なメダカを育てよう

3月の餌の量は、1日1回少量を2~5分で食べきれる程度にしましょう。

また、昼間の暖かい時間帯に餌を与えるようにしてください。

餌は、消化の良い粒が小さいタイプがおすすめです。

たくさん与えてしまうと、日が沈み外気温の変化で水温も下がってしまいメダカの活性も低下します。

消化しきれていない餌が、お腹の中に残っていると、消化不良を起こして体調が悪くなってしまいます。

3月は水温によって、メダカの活動も異なってくるため、水温を調べてメダカの様子を観察しましょう。

水温が安定して18度を超えるようになってきたら、1日2回など餌の回数を徐々に増やしていきます。

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3月に産卵する?

苔玉を浮かべるだけでメダカが産卵

3月の産卵は、屋外飼育か室内飼育によっても異なります。

屋外飼育の場合は、3月には基本的に産卵しません。

冬眠明けで体力が消耗して、まだ産卵できる準備がメダカの体には整っていないためです。

まだ寒い日もあり、外気温が下がり水温も下がってしまうと、メダカの活性も低下していきます。

屋外で産卵が始まるのは、4月後半~5月頃です。

メダカの産卵活動が始まるには、日照時間が1日13時間が必要になります。

また、水温はおおむね18℃以上必要です。

そのため、3月は水温が朝晩の冷え込みなどで日中も18度以下になる日があり、メダカは産卵をしません。

室内飼育では産卵させることが可能

室内飼育の場合は、ヒーターを25度以上、LEDライトで日照時間を13時間当てている状態だと産卵します。

1年中、産卵可能な状態ですが、メダカの寿命が短くなる場合があります。

ヒーターなどを使用していない場合は、3月には産卵はしない可能性が高いです。

玄関や外気温の変化が少ない部屋に飼育容器を設置していると思いますので、室外飼育の場合と同じで、水温が上がらないため、産卵はしないでしょう。

産卵させる際は稚魚用の道具を用意しよう

メダカの卵とメダカの稚魚

産卵をさせる場合は、産卵床と稚魚用の容器、稚魚用の餌を準備してください。

産卵床に卵を産み、産卵床ごと別の容器に移動させると簡単です。

親メダカは、生まれたばかりの稚魚を食べてしまいます。

メダカを増やしたい場合は、卵や稚魚は親とは別の容器で飼育しましょう。

餌は稚魚用のものが便利

餌は、親用の餌を細かく砕いて与えても大丈夫ですが、稚魚の口はとても小さいので稚魚用の餌を与えたほうが、確実に食べられる大きさのため安心です。

また、稚魚は食べるのが遅かったり1回に食べられる量が少なかったりします。

稚魚の餌はなるべく少量を多回数が望ましいです。1日3~5回に分けて与えてください。

水質悪化の原因となるため、食べ残しは取り除きましょう。

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3月に水替えしても大丈夫?

3月の水替えは、まだメダカが活発に泳ぎ回っていないようなら控えましょう。

水替えはメダカのストレスになるため、しっかりと餌を食べるようになって体力が戻ってから行ってください。

体力のない状態で、ストレスを与えてしまうと、メダカが体調不良になってしまいます。

日中にメダカが活発に泳ぐようになってから、掃除や水替えを行いましょう。

餌をしっかり食べているようなら水も汚れてきますので水替えが必要です。

新しい水は、カルキ抜きを入れて、飼育容器の隣などに置いて、水温を飼育水と合わせます。

そして、水流が起こらないように、ゆっくり入れましょう。

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3月は水温何度から冬眠明けする?

稚魚がいっぱいを目指そう

メダカは、飼育水が15度以上になると活性が上がり、冬眠から目覚めます。

3月は気温が安定しないため、3月になったからメダカが冬眠明けた、というわけではありません。

朝晩の冷え込みや、外気温が低い日もあります。

また、地域によっても違いがでるため、3月になったから冬眠が明けたとは思わないようにしましょう。

メダカの飼育水が10度以下になるとメダカの活性も下がり、冬眠状態に戻ってしまいます。

温度計で水温を計ったり、メダカの様子をしっかりと観察しましょう。

水温が18度以上になってから、餌の量を増やして、メダカの体力をつけさせてください。

メダカの体力が戻ってから、水替えや掃除、飼育容器の移動などのお世話を行います。

水替えや産卵の準備を3月中に整えて、スムーズにお世話ができるようにしましょう。

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