今回は築地市場で手に入った新商品、木の屋石巻水産の『サラダサバ』を紹介します。この商品、2018年の夏の新商品のようでまだほとんどレビューなどの情報がありません。これは無類のサバ缶好きなめだか水産広報部が紹介するしかありません。サバ缶ブームに乗っかって速攻レビューします!
木の屋石巻水産『サラダサバ』の紹介
ついに来た、サバ缶とは思えないおしゃれデザイン!
まずはご覧ください、このオシャレパッケージ。サバ缶というとなんだか昭和の香りが漂う地味でダサい歴史を感じるパッケージが多いのですが、この『サラダサバ』はとってもオシャレですね!水色がとても目を惹きます。若者・女性になんとかサバ缶を食べてほしいという必死の願いが伝わってくるようです。さば油漬けということはツナ缶みたいな感じなのでしょうか?
低カロリーかつ高たんぱく!ダイエットにいいかも?
サバ缶は健康にいい、という話は有名ですよね。低カロリーかつ高たんぱくなサバ缶はまさにダイエットにはぴったりです。この『サラダサバ』は100gあたり132キロカロリーととても低カロリー。かつ、たんぱく質はなんと100gあたり23.0g!だんだんと『サラダサバ』の意味がわかってきた気がします。サラダチキンのような健康食、ヘルシー食としてのアピールなのかもしれませんね!
鮮魚のまま缶詰にする「フレッシュパック製法」がスゴイ
ラベルの横に書いてあった「鮮度に自信『フレッシュパック製法』」ということだが、よくわからないのでメーカー「木の屋石巻水産」の公式webサイトを見てみました。するとフレッシュパック製法とは、石巻市場に水揚げされたサバを冷凍せず鮮魚のまま新鮮な状態で缶詰に加工するという、なんともすばらしい製法だったのです!
一般の方にはこのスゴさが伝わりにくいと思いますが、多くのメーカーはサバ缶を作るときには冷凍のサバ原料をどこかから買い付けてきて、解凍したサバ原料を使用して缶詰を作ります。ところがこの『サラダサバ』は、冷凍の原料を使用せず鮮魚の状態で加工するというのです。業界的に言えば「ノンフローズン」というやつですね。スゴいぞ木の屋石巻水産。
食べてみる
ひとしきり感動したところで『サラダサバ』の実食に移ります。
骨までやわらか!脂ノリもじゅうぶん
『サラダサバ』は骨までおはしでほろほろ崩れるやわらかさ。サバは適度に脂の乗った感じで、調味液に入っている植物油といい具合になじんでいます。脂ののりすぎたサバはクセが出やすいので、個人的にはちょうどよい脂のりだと感じます。
まったく臭みや青魚のクセを感じない!あるのは美味しさだけ
これが一番の驚きでした。先述したフレッシュパック製法のためか、サバの旨味はしっかりと伝わってきますがまったく鮮度落ちによる臭みを感じません。近所のスーパーでサバを買って塩焼きにするよりも、この缶詰のほうが美味しい、と言えるくらいです。
料理に広く使えそう
料理に活きる、と書いてあることから想像していたとおり、塩加減は薄めです。サラダチキンのようにそのままむしゃむしゃ食べたい人には塩味は薄く感じると思います。油を切って、サラダに合わせてドレッシングをかけたらちょうどいいくらいでしょうか。
YouTubeでもサラダサバの魅力を紹介中!
私たちが手掛けるYouTubeチャンネル『さかなでのみましょう』でもサラダサバを紹介しています。ぜひご覧ください!
原材料表示など
- 価格:店頭販売価格は350~380円くらいになると思います。正直高いが製法から言えば仕方ない
- 原材料表示など:
- 名称:さば油漬け
- 原材料名:さば(石巻港)、食用綿実油、食塩、野菜エキス
- 固形量:110g
- 内容総量:170g
栄養成分表示(100gあたり)
- エネルギー:132kcal
- たんぱく質:23.0g
- 炭水化物:0.2g
- 食塩相当量:0.65g
- DHA:0.59g
- EPA:0.30g