カネギ東海フーズ『サラダフィッシュ(かつおオリーブ)』

カネギ東海フーズ『サラダフィッシュ(かつおオリーブ)』カツオの風味が効いててウマイ

サラダフィッシュ紹介記事の12種類目です!

これまでめだか水産広報部では、新たな魚食文化の象徴としてサラダフィッシュに注目してきました。これで12種類目のサラダフィッシュ紹介記事となります。

サラダフィッシュ(かつおオリーブ)

今回紹介するのはカツオを使ったサラダフィッシュです。お刺身、カツオのたたき、鰹節など様々な料理に用いられ、日本の食文化を古くから支えてきた魚です。カツオといえば春の初ガツオと秋の登りガツオのイメージが強いかと思いますが、実は一年中どこかしらで漁が行われています。

カネギ東海フーズ『サラダフィッシュ(かつおオリーブ)』
カネギ東海フーズ『サラダフィッシュ(かつおオリーブ)』
カツオを使ったサラダフィッシュはこれまで紹介していなかったので味や食感が楽しみです。そもそもカツオを刺身やタタキ以外で食べることって日常的には多くないですよね。

メーカーは焼津のカネギ東海フーズ

サラダフィッシュ(かつおオリーブ)のメーカーはカネギ東海フーズ株式会社です。冷凍カツオの水揚げ日本一を誇る静岡県焼津港にほど近い会社だそうです。古くからカツオやマグロの加工品の製造を得意としており、まぐろ生姜煮という製品では第26回全国水産加工総合品質審査会の主婦大賞を受賞したそうです。そもそもそんな審査会あったんか。
※ちなみに冷凍マグロの水揚げ日本一は静岡県清水港(しみずこう)です。

お手本のような低カロリー高たんぱく食品!

すごい低カロリー高たんぱく
すごい低カロリー高たんぱく

なんと94キロカロリー

先に栄養成分表示を見てみると、なんと1パック(80g)あたり94キロカロリー!サラダフィッシュは本当に低カロリー商品が多いなと感じます。そもそも魚が低カロリーなのはよく知られていますが、サラダフィッシュはサラダチキンに比べて量が少ないのも低カロリーの要因の一つということは頭に入れておかなくてはいけません。

たんぱく質も鶏ささみ級

たんぱく質も1パック(80g)あたり18.8gということで、1食でかなりのたんぱく質を摂取することができます。ほかの食材と比較してみると、健康食として代表的な鶏のささみが80gで84kcal、たんぱく質が18.4gとほぼ同じでした。サラダフィッシュ(かつおオリーブ)は味付けしてあるにもかかわらず鶏ささみ級の低カロリー高たんぱく食なのでした。

味はなまり節に近い!?カツオの旨味たっぷり

カツオの旨味がすごい
カツオの旨味がすごい
お皿にあけた図がこちら。血合いが除去されているのでシーチキンみたいに見えますね。切り身がごろごろ入っている感じなので、袋のまま食べるのは難しいかも?

さっそく食べてみると、一口目からガツンとカツオの独特な旨味と香りが口に広がります。もちろん美味しいです。胡椒とにんにくが効いていて、サラダや新たまねぎなんかにもよく合いそうです。食感はオリーブオイルなどでしっとりするよう工夫してあるものの、噛みしめるとやはりパサつき感があります。よく言えば噛み応えがあって満足感があるといえるかもしれません。

なんか食べたことある感じだなーと思ったらこれ、『なまり節』に近い感じです。なまり節とは鰹節の製造工程の途中の食品で、生のカツオを解体した後に窯などで茹でるか蒸すかした食品です。イメージとしては『生の鰹節』です。魚屋さんなどで見たことのある方も多いと思います。

筆者が魚屋で働いていた際、週に2-3度も『なまり節』を買いにいらっしゃるご年配のお客様がいて、筆者が「なまり節がお好きなんですか?」と聞いたら「私は食べないの。うちのネコちゃんのご飯なのよ~」と言われ衝撃を受けたのを思い出しました。

なまり節だこれ
なまり節だこれ

サラダフィッシュは水産加工会社を救うかも!?

サラダチキンのブームに乗っかるような形で販売が広がっているサラダフィッシュ。今まで見向きもされてこなかったような製品も一工夫して『サラダフィッシュ』と名前を付けるだけで注目されるようになってきているような印象があります。これを機にいろんな水産加工メーカーが新商品を開発して、魚業界がもっと盛り上がるようになればいいなと思うのでした。

カネギ東海フーズ『サラダフィッシュ(かつおオリーブ)』
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