TikTokアカウント開設から3週間で10,000フォロワー達成しました!
私たちめだか水産が運営しているTikTokのフォロワーが、アカウント開設から3週間で10,000人を突破しました。(2021年2月現在、19,000人)
本記事では、完全にティーン向けと思われているアプリTikTokで、おっさん3人でも十分に人気コンテンツを作れること、どんな動画が人気が出たか、フォロワーを増やすためにやった具体的な施策、ウケるコンテンツの作り方を紹介します。
ちなみにアカウントはこちらのURLからご確認ください。
なお記事公開時点(2019年11月)においても1日数十人~100人単位でフォロワーが増え続けています。
そもそもTikTokを始めた理由
そもそもなぜ私たちが若者向けアプリの代表ともいえるTikTokを始めることになったのか?理由はなんとも真面目でシンプルです。
おさかなの魅力を伝えたい!
私たちめだか水産は、『未来のお魚世代を創る』というテーマで、YouTubeをはじめとしてTwitterやInstagram、本ブログなど複数のメディアを運営し、情報を発信しています。
世界的に水産資源の持続的利用に対する関心が高まっている中、世界有数の水産資源を持つ日本はサステイナブルという言葉も根付いていない。昭和時代から水産物に対する認識や意識が変わっていないのではないか?
若い世代が魚や水産物に関心を持たなくなっている昨今。このままでは失われてしまうかもしれないわが国の素晴らしい魚食文化を、私たちが伝えていかなければならない。と言う使命感のもと、コンテンツを作り続けてきました。
しかしどうしても届けたい相手に情報を届けることが難しい。なぜならそもそも若い世代が水産物に関する情報を自ら検索することがないのです。そもそも目に触れない。魚離れどころではなく、そんな次元まで来てしまっているのです。
そして、どうしても私たちのコンテンツに触れるユーザーの年齢層や性別、興味を持っているジャンルに偏りが出てきてしまう。メディア開設当初からそこに課題を感じていました。
YouTubeやTwitterではコンテンツが埋もれてしまう
若い世代が多く集まるメディアといえば、YouTubeやTwitterなどが考えられます。しかし今やそれら2つのメディアはいかにコンテンツを出そうとも、ほとんど反応がなく埋もれてしまうのが実情でした。
サービス開始から10年以上も経つ大メディアのため、もはやユーザーの数もコンテンツの量も計り知れないものとなっているのです。
いまや知名度ゼロの人間が少し面白い・興味深いコンテンツを作って投稿したところで、ほとんど誰の目にも触れられないというのが現状となっています。もちろん目に触れられると一気に拡散するという利点はあるのですが。
TikTokは2016年開始の新しいメディア
そこで私たちが目をつけたのがTikTokでした。TikTokは2016年にサービスを開始した、比較的新しいメディアです。
さらに若年層がターゲットということで、そもそも我々がコンテンツを届けたい層と合致したことから、慣れないメディアということで抵抗はあったものの、TikTokのアカウントを開設することに決めました。
そもそもTikTokってどんなアプリなの?
ご存じない方に軽く説明をしておくと、TikTokはスマートフォン向けのショートビデオ(非常に短時間の動画)のプラットフォームです。
15秒から60秒ほどの短い動画を誰でも投稿することができ、直感的におもしろいことから爆発的に人気を得、現在では全世界で月間5億人(2019年8月)のアクティブユーザーがいると言われています。
ユーザ層は主に若年層。日常の何気ない面白シーンや、音楽に合わせてダンスを踊ったりする動画が流行っています。
8,000フォロワーまで増やすためにやった10のこと
ここからは私たちがTikTokでフォロワーを増やすために行った具体的な施策をお伝えします。
といってもほとんどはブログやYouTubeなどを運営している方でしたら当たり前のことを真剣にやり続けただけです。
開始1秒で『何が始まるの?』と思わせる
TikTokはとにかくコンテンツ勝負です。親指1つで0.5秒もかからず次の動画が再生できる高速なインターフェイスになっているため、最初の1秒でこの動画を見るか見ないかが決まってしまいます。
私たちの動画は、ほとんどが『魚の料理を作る』動画になっています。視聴者を惹きつけるため、開始してすぐに料理が開始され、2秒後には次の工程(シーン)に移る。と言う動画のテンポの良さを非常に重視しています。
同じシーンを長時間見せないことや、間延びしたシーンをカットする手法はYouTubeをはじめとした短い動画ではよく使われているテクニックです。
タグを充実させる
TikTokでは動画を投稿する際にタグを設定することができます。タグは多くても少なくても良くないようで、5~6個が良いとされています。タグの個数の関しては諸説ありますが、運営に直接聞いた結果、あまりに多いタグはユーザにとって見にくくなる原因となるので5〜6個のタグを推奨されましたし、タグを多くつける事による再生回数への影響はほとんど無いそうです。投稿する動画に合ったタグをつけるように意識しましょう。
例えば料理の動画を投稿する際に、人口が多いからといって、人気投稿の多い #おもしろ動画 などをつけるのは、インプレッション率は上がるかもしれませんがいいねをもらえる数は減るでしょう。
そもそも投稿する動画に興味を持っている層が狙えるタグであるかを分析し、適切なタグを設定してあげることが重要です。
流行タグと人口の多いタグを狙う
TikTokには日々、流行しているタグやキャンペーンを行っているタグがあります。例えばハロウィンの時期に #tiktokハロウィン などの動画をいち早く投稿すれば、人の目に触れる可能性はぐっと高まります。
そうしたタグを狙っていくことで、より多くの人の目に触れ、いいねやフォロワーが増える可能性が上がります。
タイトルを目の引くものにする
TikTokの動画を投稿する際、短い文章で動画の説明やタイトルのようなものをつけることができます。
ユーザーはたいていの場合、動画を見た直後に説明文を読みます。
例えば便利な情報を載せている場合『プロフィールにもっとたくさん情報がありますよ』などと記入しておけば、フォローされる確率や他の動画を見てもらえる確率が上がるかもしれません。
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プロフィールを充実させる
プロフィールにも説明文を入れることができるので、自分がどんな人間なのか、どんな動画をいつ投稿しているのかなどをしっかり入れておきましょう。動画がバズっているのにプロフィールが空欄というのはかなりもったいないです!
感情に訴えかける
TikTokで人気のある動画は、いずれも「驚き」「感動」「笑い」「美味しそう」「きれい」など、感情に直接訴えかけるものばかりです。
視聴者層が若いことや、動画の時間が極端に短いことから、難しいことを考えないでシンプルに視聴できる動画がウケているように感じます。一発芸のようなものですね。
毎日投稿する
SNSでの投稿は継続が非常に大切です。面白い動画ができたとしても、一度に何本も投稿するのではなく、毎日1本ずつ投稿したほうがより反応も良くなることでしょう。
さらに毎日動画を楽しみにするファンも増えます。プロフィールに、『毎日●時に動画を投稿する予定です』など予定を入れておくと良いでしょう。
コメントしたくなる動画を作る
心を動かされる動画を視聴した人は、どんな意見が寄せられているのかの興味、自分が抱いた感想への共感、新しい発見を求めてコメント欄を必ず確認します。そのため、コメントしたくなる動画を作ることは非常に大切な要素です。
例えば動画の中にツッコミどころを複数忍ばせておくと、コメント欄で「ここに気づいた人いる?」などと、複数人で盛り上がる様子が伺えます。
私たちの投稿している料理動画では、『炊飯器を閉めたときに、ボタン部分に人の顔が映り込んでいる』と言うツッコミどころ(しょうもないものですが…)をあえて用意しました。
その結果、ツッコミのコメントもたくさんいただき、動画のシェア(他のSNSやLINEなどで動画を共有する)が伸びた効果があったといえます。
音楽に合わせた動画を作る
TikTokではたくさんの曲の中から自分の好きな曲を選ぶことができます。選曲も実はかなり重要な要素だったりします。
動画の雰囲気に合った曲や、ネタっぽい曲を選ぶことで、よりいいねやコメントされやすい人気の動画を作ることができます。
諦めずに投稿を続ける
最後に、これが最も難しいことなのですが、「フォロワーが増えるまで諦めずに動画の投稿を続ける」ということです。
SNSやブログ、YouTubeなどは挑戦する人が多いものの、そのうちほとんどの人は数回動画を投稿したり数ヶ月活動を続けたのち、結果が出ず諦めてしまいます。
たった1人でも、とにかく諦めずに動画の投稿を続けること、角度を変えジャンルを変えいろいろ挑戦していく事が結果に結びつくと思います。逆に言えば、諦めてしまったらそこで試合終了です。一生人気者になる事はあり得ません。
ある日突然投稿がバズった!
私たちが動画の投稿を続けて1週間ほど経過したある日。サバ缶を使った炊き込みご飯の料理動画が、急激に再生回数、いいね数が伸びていることに気づきました。
するとあれよあれよと言う間に、再生回数が数万回、数十万回と増えていきました。コメントも大量に来るようになり、これが世に言う『バズった』と言うやつか、と気づきました。
通知が鳴りやまない現象
よく、Twitterでバズったツイートに『通知が鳴り止まないww』という文章が入っていることがありますが、まさにあの状態。
コメントが来すぎて返信が追いつかず、メンバー2人でずっと質問を受け続け、張り付きっぱなしの状態でした。
バズったときは何が起きる?
更新するたびに「いいね」が2ケタずつ増加
TikTokのアプリを更新するたびに、いいねが数十件ずつ増えていくという状態でした。
フォロワーが1分間に20人増え続ける
TikTokのアプリでは「●●さんに●分前にフォローされました」と言う表示がされるのですが、「たった今」という表示が何十件も並ぶと言う異常事態でした。
効果は現在も続いている
数日間、再生回数といいね、コメントの数が伸び続け、落ち着いたのは1週間後位でしょうか。
その動画は今でも伸び続けており、現在では再生回数が2,300,000回、いいね数は110000を超えるまでになりました。それが下記の動画です。※音楽が再生されます。音量にご注意ください。
過去動画も伸びるようになった
フォロワーが増えたおかげで、バズる前の動画も注目されるようになり、それまで投稿していた動画のほとんどが再生数・いいね数が増えました。
でも結局はコンテンツが命
こうして私たちのフォロワーはあれよあれよという間に10,000人以上となったわけですが、小細工や小手先の勝負はあまり役には立たないんだな、と実感しています。
結局は『視聴者が求めるコンテンツを出し続けること』こそが最も重要なことで、タグや投稿時間などではなく、コンテンツの作成に最も時間を割くことが大切なんだと考えています。
私たちはTikTok用の動画を1本(15秒から60秒)制作するのに、撮影時間を含めると最低3時間から最大8時間ほどの時間をかけています。
バズる時間について
記事を公開してから読者の方から質問を頂く事が多く、その中でも投稿時間によってバズる、バズらせやすい時間は有るのかという質問が一番多かったです。これも諸説あり、アクティブユーザが多い時間帯18時-22時が狙い目だとか、動画の投稿本数が少ない早朝や午前中が狙い目だとか複数の説があります。
私達、めだか水産の見解としてはバズる時間、バズりやすい時間は無いです。
これまでめだか水産では100本以上動画を投稿しまいたが、投稿時間と再生回数の関係性は無いと考えています。ただし、私達の動画は流行りのハッシュタグの乗ったものではなく、レシピや魚を捌く動画なのでトレンドに沿ったダンスやクリスマスなどのイベント沿った内容の動画はこの限りでは無いかもしれません。
身も蓋もないですが、投稿回数を増やすのがバズるために一番重要だと考えています。もちろんユーザにとって価値(面白い、ためになる、考えさせられる、癒やされる)のある動画を投稿するのが前提にあります。
これからもデジタルネイティブ世代におさかなの魅力を伝えていきます
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。私たちめだか水産は、今後もインターネットの力を利用して幅広い層のユーザーへ水産物の魅力や情報を伝えていきます。
そして、昭和の時代から止まってしまった水産物に対する認識をアップデートし、新しいおさかな世代を創ることを目的に、今後も情報を発信してまいります!
ということで、ぜひ私たちめだか水産のTikTokアカウントのフォローをよろしくお願いいたします!