とろける食感と風味豊かで濃厚な味わいから、すし種として人気の高いウニ。そんなウニについて皆さんはどの程度ご存知でしょうか?
本記事ではウニの種類やランク、美味しいウニの通販について解説します。『コロナの影響でウニが安くなった?』という噂についても本当なのか調べました!
ウニってどんな動物?
そもそもウニとはどんな生き物なのでしょうか?植物?動物?どちらでもない?
ウニは棘皮動物門(きょくひどうぶつもん)ウニ綱というグループに属するれっきとした動物です。
棘皮動物門にはヒトデやナマコなどが存在しています。広義的に捉えると、ウニはヒトデやナマコと同じグループということもできます。
ウニの種類【赤と白】
ウニは世界で800種類以上、日本にはそのうち100種類以上が存在していると考えられ、そのうち国内で食用にされるものは下記の2種類で9割を占めます。
キタムラサキウニ(白)
市場ではウニの粒の色によって、赤色っぽいものを『赤』、黄色っぽいものを『白』と呼んでいます。通販でよく見るのもこの2種類ですね。
『白』にあたるのがこのキタムラサキウニで、日本の福島県以北、宮城県、青森県、岩手県などで獲れるウニです。
市場では晩春~夏に出回り、旬もその時期にあたります。春から夏に向けて徐々に甘味が乗ってきます。
すっきりした上品な旨味があり、後述のエゾバフンウニと比べると人によっては味が薄くさっぱりした印象があるかもしれません。
通販などで何度かウニを取り寄せたことがある方は、是非このキタムラサキウニも食べてみていただきたいです!
エゾバフンウニ(赤)
エゾバフンウニは『赤』と呼ばれるほうで、濃厚な甘みと旨味が人気のウニです。通販で最もよく見るのはこれですね。
最近では消費者の嗜好が濃厚さや甘さを重視するようになったため、店頭でも通販でもエゾバフンウニのほうが人気があるようです。
ちなみにエゾバフンウニのことを市場では『赤ウニ』といいますが、『アカウニ』という全く別の種類のウニも存在します。アカウニは日本近海の固有種であり、流通量が非常に少なく幻のウニと呼ばれています。
ウニの種類
ウニは100円の回転すしから一人数万円の高級すし、はたまたお土産用までいろんな用途で加工されています。
そのため用途やランクに合わせていくつかの種類が出回っています。通販では実物を見ることができないので、なるべく好みに合ったウニを見つけることが大事です。
殻ウニ
海から獲ってきて、殻そのままのウニです。剥くのはなかなかテクニックが必要ですが、活きたまま流通するので獲れたてを味わえるのがメリットです。通販ではほとんど見かけることはありません。
ウニは殻を開けてみないと色や味がわからないもの。しかも殻ウニ1個につき5個しか身(可食部位である生殖腺)が取れないのです!
よっぽとウニの扱いに慣れている方でない限り、殻ウニを通販で購入するのは避けたほうがいいかも…。
板ウニ(箱ウニ)
そして、食材のウニと聞いて私たちが思い浮かべるものはこの板ウニ(箱ウニとも)ではないでしょうか。通販でも最も多く販売されています。
先ほど紹介した、産地で獲れたてのウニを熟練の技でひとつずつ手作業で剥き、色の良し悪しを見極めて塩水で洗い、慎重に板に盛り付ける。
日本の食材の中でもかなり特殊なものではないでしょうか。ウニが高価なのも納得がいきます。
板ウニは見た目の美しさも重要な商品価値で、鮮度が落ちてくると溶けてしまいます。形を保つためにミョウバンという食品添加物が使われます(ミョウバンを使用していないものもあります)。
通販でウニを買って、ミョウバンが入っているからといって悪いものではないので勘違いしないでくださいね!
ミョウバン=ウニの苦みの原因、とされ悪者扱いされることが多いですが、ミョウバンによる苦みではなくウニそのものが苦いパターンも多いです。
塩水ウニ
そして、ミョウバンを使用せず塩水で保存性を高めたウニが『塩水ウニ』です。
塩水ウニはミョウバンを使用していないため甘味が強く、ウニそのものの美味しさを味わうことができるということで最近人気が高まっています。
ただし賞味期限が短く、量販店では販売されることがほとんどないため皆さんが食べる機会はあまり多くないかもしれません。
良質なウニは量販店ではほとんど手に入らない
ウニは単価が非常に高価なことや、取り扱いが難しいこと、賞味期限が短いことなどから一般のスーパーや魚屋さんでは良質なものはほとんど販売されません。
良質なウニを購入するには直接市場に行くのが最も確実ですが、一般の方が市場に出向くのはハードルが高いもの。
そのため現在では信頼できるショップから通販で購入するのが、良質なウニを手に入れる最も確実な手段かもしれません。
コロナの影響でウニが安く手に入る!?
2020年、新型コロナウイルスの影響でウニが非常に安値になった時期がありました。
市場に出回るウニの用途は多くがすし用です。すし店の休業や時短営業が続いた結果、3月~5月くらいまでは相場が下がり一般にも手に入れやすい状態でした。
6月現在では相場もだいぶ戻りましたが、一度通販でウニを召し上がった方が「もう一度食べたい!」とリピートすることも多いようです。
Amazonプライムデーでウニを賢く買いだめしよう!
2023年のAmazonプライムデーの開催期間は7月11日(火)0:00から7月12日(水)23:59までの48時間です。
次の記事ではシーフードの専門家であるめだか水産が、Amazonプライムデーで購入できるおすすめのウニを紹介します。ぜひこの機会に買いだめしておきましょう!
2023年Amazon プライムデーがやってきた!Amazonプライムデーは、年に一度全世界で同時に開催されるAmazon最大級のプライム会員限定セールイベントです。Amazonに出品されているあらゆる商品がセール対象となることから毎年[…]
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