マグロは美容とアンチエイジングに効果あり!
日本人ならみんなが大好きなマグロ。マグロは健康効果と美容効果にとっても優れていることをご存知でしょうか?
本記事では、マグロの驚くべき美容効果、アンチエイジング効果を紹介します。
マグロはEPA、DHA、鉄分、たんぱく質に優れており、いつまでも美しく若々しくありたい方におすすめの食材です!
マグロには美容効果のある栄養素が豊富
EPA(エイコサペンタエン酸、イコサペンタエン酸)
マグロには不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸。イコサペンタエン酸とも)が豊富です。
EPAは青魚に多く含まれ、人の体内で生成することのできない必須脂肪酸です。
これまで様々な美容効果や健康効果が指摘されており、いわゆる血液をさらさらにし血栓ができるのを予防したり、中性脂肪の減少するなどの効果があります。
EPAによる美容・美肌効果
EPAはマグロに多く含まれる栄養成分ですが、とくにトロ(脂身)の部分に豊富です。血液中の中性脂肪を下げる働きが知られています。
血栓を作りにくくし血流を改善することで、皮膚細胞を活発化させ、肌の新陳代謝を正常に戻しターンオーバーをスムーズにする効果があると考えられます。
全身の血流をよくすることは美容とアンチエイジングには欠かせないことです。
いつまでも元気で美しくあるために、EPAが豊富なマグロをたくさん摂りましょう。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
DHA(ドコサヘキサエン酸)はEPAと並んで紹介されることも多いですが、最近になってそれぞれ別の効果があることがわかってきました。
DHAは脳や眼の細胞に得に多く含まれている脂肪酸で、脳や眼の機能に影響を与えるといわれています。
テレワーク、リモートワークなどの在宅ワークで、普段からパソコンやスマホなどで目が疲れている方も多いと思います。
視力改善や認知症予防など、DHAは優れたアンチエイジング効果があります。
貧血予防
日本人女性の5人に1人が貧血であるといわれています。貧血の中でも一番多いのが、鉄分不足による『鉄欠乏性貧血』です。
1日の鉄の摂取推奨量は18歳~29歳の女性の場合は10.5mg、30~49歳の女性の場合は11.0mgとされています。
鉄不足は疲れやだるさの元となるだけでなく、肌への酸素供給が減ることによりシミが増えたり、肌の潤いを保つ役割があるコラーゲンの合成に関わるなど美容にも重要な関係があります。
マグロには100gあたり1~2mgの鉄分が含まれています。
マグロの肉が赤く見えるのは、酸素を運ぶたんぱく質であるミオグロビンが鉄分と結びつき酸化鉄となるからです。
また、ダイエットやボディメイクなど美容のための筋トレなどには、血中に酸素を運ぶため鉄が非常に重要な栄養素となります。積極的にマグロを食べて貧血予防しましょう。
ダイエット効果
美容とダイエットは切っても切れない関係ですよね。マグロはダイエット効果も抜群です。
低カロリー
本マグロ(クロマグロ)のカロリーは100gあたり125キロカロリーです(赤身、生)。
マグロの赤身は大きな体を動かす筋肉の部位。意外にもすごく低カロリーなんですね。さらに赤身は脂質もほとんどありません。(100gあたり脂質1.4g)
一方、トロは100gあたり344キロカロリーとちょっと高め。しかし前述のとおり、トロには天然の美容液ともいえるEPAやDHAが豊富です。
豚肉や牛肉と比較するとマグロのほうが美容や健康にとっては良質な食品といえるかもしれません!
鶏のささみに匹敵する高たんぱく
本マグロ(クロマグロ)のたんぱく質は100gあたり26.4gです!(赤身、生)
たんぱく質が豊富なことで人気な鶏のささみと並ぶほどの含有量ですね。
良質なたんぱく質の摂取は美容の大前提です。生(お刺身)でそのまま摂れること、美味しさなどからマグロはとても優れた動物性たんぱく質食品といえます。
[amazon-primeday2023-tuna]マグロの食べすぎは問題ないの?
妊娠中の方は【水銀】に注意が必要。食べすぎは避けて
美容とは関係ないのですが、女性にとって重要な妊娠中の食べ物について。
マグロにはいくつかの種類がいるのは皆さんご存知かと思います。
そのうち、本マグロ(クロマグロ)、ミナミマグロ(インドマグロとも)、メバチマグロは妊娠中の方は注意が必要です。
マグロはサバやイワシなどの魚を食べる肉食動物です。食物連鎖により自然界に存在する水銀が蓄積され、マグロ等の魚介類を通じて人体に取り込まれます。
この水銀をたくさん摂取してしまうと、おなかの中のこどもの発育に影響を与える可能性が指摘されています。
どのくらいなら食べてもOK?
妊娠中の方は、ミナミマグロ(インドマグロ)の場合は1週間にお刺身2人前(約160g)まで。
本マグロ(クロマグロ)やメバチマグロの場合、1週間にお刺身1人前(約80g)までにとどめておいたほうが良いとされています。
ツナ缶やメジマグロ(本マグロの幼魚)、キハダマグロは通常の量を食べても問題ないようです。
また、妊婦以外の方が摂取量を制限する必要はありません。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/
まとめ:マグロは女性にうれしい栄養素がたっぷり!
- EPA・DHAが豊富でアンチエイジングや血流改善による美肌効果
- 鉄分不足を補って貧血予防効果
- 鶏のささみに匹敵する低カロリー高たんぱく食品
- 妊娠中の女性のみ食べすぎに注意が必要
関連記事はこちら
サーモンは美容とアンチエイジングに効果あり!脂の乗った甘みのある身、鮮やかなオレンジ色の美しさ、手の届きやすい価格であることなど、サーモンには人気要素が盛りだくさんです。スーパーやコンビニでも手軽に購入でき、調理も簡単であること[…]
マグロのカロリーは100gあたりおよそ130キロカロリーマグロのカロリーは100gあたり130キロカロリーです。(メバチマグロの刺身、赤身、生)マグロはとても低カロリーなヘルシー食材といえるでしょう。出典:文部科学省 食[…]
あなたは答えられますか!?マグロとカツオの違いをおさかなのプロが紹介するよマグロといえばすし種の代名詞。日本人ならみんな好きな魚ですよね。一方カツオも春の初カツオから秋の戻りカツオと、季節によって味わいを変える日本の食文化を代表する魚で[…]