ぶりはダイエットに効果的?
ぶりは照り焼き、お刺身、ぶりしゃぶ、煮付けなど好物の方も多い食材ではないでしょうか。
冬になると北陸の寒鰤が毎年話題になり、高値をつけることが知られています。
普段から食べなれている方も多いぶりですが、どのような健康効果やダイエット効果があるかご存知でしょうか?
魚介類は健康的なイメージがありますが、本当に健康やダイエットに効果的なのでしょうか?
あらゆる食材がダイエットに向いているのか検索されるこの世の中。ぶりがダイエット食になるのか?どんな栄養素がダイエットに効果的か?調べてみました。
ぶりのカロリーは高い?低い?
文部科学省ホームページ日本食品標準成分表によると、ぶり(天然・成魚・生)の100gあたりのカロリーは222kcalです。
この値は高たんぱく、低カロリー低脂肪でダイエットの味方として有名な鶏ささみのカロリー(100g 107kcal)よりも高い値です。
ぶりは脂のりが良いものが美味しいとされ好まれています。そのため脂質が高くなりがちで、カロリーの高さにも影響していると考えられます。
食べすぎに注意して効果的に栄養をとりましょう。
ダイエットに効果的なぶりの栄養素
ぶりにはダイエットに効果的なたくさんの栄養素が含まれています。
中でも、特に注目すべきぶりに豊富な栄養素を紹介します。
ぶりの特徴的な栄養素『DHA(ドコサヘキサエン酸)』
ぶりにはDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれており、ダイエットや健康に効果的であると言われています。
DHAは不飽和脂肪酸のうち必須脂肪酸といわれる、人間の体内で合成することができず、食事から摂取する必要がある重要な栄養素のひとつです。
DHAはイワシやサバといった青魚に多く含まれることが知られています。
魚介類の脂肪分は季節によって増減が激しいことが知られています。脂が乗った旬の時期には脂肪分がたっぷり蓄えられることで、DHAの摂取にも効果的です。
たとえばマグロの場合、赤身よりも脂が乗ったトロに多くDHAが含まれています。
DHAを摂りたい場合にはぶりはとても効果的です。脂質はたんぱく質や炭水化物と並ぶ三大栄養素のひとつです。適切に摂って健康的に美しくダイエットに取り組みましょう。
ぶりの特徴的な栄養素『EPA(イコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸)』
ぶりをはじめとする多くの海産魚類に含まれるEPA(イコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸)は、ω3脂肪酸(不飽和脂肪酸)の一種です。
EPAやDHAは人間の体内で生産することができず、食品から得る必要がある『必須脂肪酸』でもあり、健康成分としてよく知られるようになってきました。
EPAはぶりなど魚の脂肪分に多く含まれ、サバやイワシ、サンマなどの青魚に特に多いことが知られています。
EPAは血中コレステロールや中性脂肪の減少による動脈硬化予防、心筋梗塞・狭心症、脳梗塞の症状の予防になるとされ、最近ではサプリメントとしても販売されています。
また、EPAは食欲抑制や血糖値を下げる効果のある「GLP-1(ジーエルピーワン)」というホルモンの分泌を促すと言われています。
GLP-1は『痩せるホルモン』とも呼ばれ、糖尿病治療にも用いられる話題の物質です。ぶりを多く含むEPAはまさにダイエットにぴったりの栄養素といえます。
さらにEPAは薄毛にも効果があるとされています。美しくダイエットしたい方にぴったりの栄養素ですね。
メタボ予防、高脂血症や高血圧による心臓や血管の病気など生活習慣病を予防するためにもEPAを摂取するべきという声もあります。
ぶりの特徴的な栄養素『ビタミンB12』
“ビタミンB12は健康的なダイエットに欠かせない栄養素のひとつです。
ビタミンB12はDNAやタンパク質の合成に関わる補酵素として体内で重要な役割を担っています。
体内の血液の生成に関わるため貧血の予防や神経系を正常に保つ効果、目のピント機能調整効果があるとされています。
最近の研究でビタミンB12は睡眠のリズムを整える効果があるということがわかってきたそうです。
ビタミンB12を効果的に摂取することで、睡眠や覚醒のリズムを整え、美しく健康的なダイエットに効果的であると考えられます”
ぶりの特徴的な栄養素『ビタミンE』
ぶりの特徴的な栄養素『ビタミンD』
ぶりに含まれるビタミンDは強い骨や歯を維持し、骨粗鬆症を予防するためや健康のために必要な栄養素です。
ビタミンDは脂溶性(脂に溶けやすい性質)のビタミンです。マグロやサケといった脂肪の多い魚はビタミンDを多く含んでいるとされています。
またビタミンDは皮膚が直茶日光に当たることで体内で生成される栄養素です。美容のためやテレワークなどで日光に当たる機会が少なくなっている今、美しく健康的なダイエットのため、ビタミンDを食事から摂取することが重要です。
栄養状態の悪かった昭和30年頃まではビタミンD不足で骨に異常がある子どもが多く、対策として魚から得た肝油で作られたドロップなどを食べさせる習慣がありました。
現代人も潜在的にビタミンD不足の人が多いと言われています。ぶりを意識的に食事に取り入れ、健康的な体でダイエットを成功させましょう。
ぶりダイエットの注意点
ぶりは健康に大切な栄養素が豊富でダイエットに効果的と言えますが、食べすぎには注意しましょう。
カロリーを過分に摂取してしまったり、食べすぎによって消化する際に内臓に負担がかかり、肌荒れや便秘・下痢などの原因にもなります。
健康的な食材といっても食べすぎや毎日たくさん食べ続けることは避けて、野菜や果物など様々な食材と合わせて食べることを心がけましょう。
ぶりのダイエットレシピ
ダイエット中でも美味しい料理を食べたいですよね。
農林水産省のホームページではおかずにぴったりのぶりを使ったレシピが紹介されています。
美味しいぶりのレシピをチェックしてみましょう。
Twitterでもたくさんのぶりのレシピが紹介されています。
ぶりのダイエット情報をTwitterでチェック
Twitterではぶりのダイエット情報がたくさん発信されています。
【10/7 夜ご飯】
ブリの煮付け
レンチンキャベツ
ゆで卵
🍚 押し麦
ひじき煮 (セブン)#ダイエット#ダイエット記録 #ダイエットレシピ#ダイエット垢さんと繋がりたい pic.twitter.com/OeyTGPZejB— 스쿠 (@SuiSui_xl) October 7, 2022
土曜日🌞三連休の始まり😌たくさん食べたのでゆるーくカラダを動かそう💪
△鶏レバー🐓
△さつま芋塩バター焼き🍠🧈
△わらび餅
□ケールサラダ🥬🥦🧀🥗
□ブリ照り焼き🐟
○玄米&白米🌾🍚
○牛しゃぶ出汁のうどん🐂
〇Mannekenワッフル🧇🎃🍠
○自家製コーヒー☕️ #ダイエット #ボディメイク #TEN料理 pic.twitter.com/OsOLdnshbu— ぴかてん😈⚡️ (@1chan_tenchan) October 8, 2022
まとめ
ぶりは旬の冬の時期になるとたくさんスーパーに並ぶようになるため、冬の間には手に入れやすい魚のひとつです。
煮付けやお刺身、照り焼きなど食べ方が豊富で飽きない食材です。
カロリーは高めですがEPAやDHAなど健康やダイエットに効果的な栄養素をたくさん含む食材ということがわかりました。
ぶりを効果的に取り入れて健康的にダイエットしましょう。
- ぶりはDHA(ドコサヘキサエン酸)でダイエットに効果あり
- ぶりにはEPA(イコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸)が豊富で健康的にダイエットできる
- ぶりのビタミンB12が健康的なダイエット食に向いている
- ぶりのビタミンEを上手に食事に活用して美しく健康的に痩せよう
ぶりは魚介類の中でも人気の食材です。人気の理由は美味しいだけでなく健康やダイエットにも効果的だからかもしれません。
旬の時期に美味しいぶりをたくさん食べて、体も心も健康的にダイエットしましょう!
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