あなたは答えられますか!?マグロとカツオの違いを分類・価格・寿命から比較した!

あなたは答えられますか!?マグロとカツオの違いを分類・価格・寿命から比較した!

あなたは答えられますか!?マグロとカツオの違いをおさかなのプロが紹介するよ

マグロといえばすし種の代名詞。日本人ならみんな好きな魚ですよね。一方カツオも春の初カツオから秋の戻りカツオと、季節によって味わいを変える日本の食文化を代表する魚です。

そんなマグロとカツオですが、皆さん違う魚であることは認識していると思いますがどこがどう違うか説明できますか?

今回は、マグロとカツオの違いや知らなかった共通点まで、いろいろな視点から見ていきましょう。今回はマグロの代表である本マグロ(標準和名クロマグロ)と本カツオ(標準和名カツオ)を比較していきます。

分類が違う!

まずは分類の違いを見ていきましょう。クロマグロはスズキ目サバ科マグロ属に分類されます。マグロ属にはクロマグロのほかにミナミマグロ、メバチ、ビンナガ、キハダ、コシナガなどが含まれます。ここで豆知識ですが、よく『キハダマグロ』や『メバチマグロ』という呼び方をしますが、キハダやメバチの標準和名に『マグロ』という名前はつきません。

こちらは珍しいコシナガマグロ
こちらは珍しいコシナガマグロ

続いてカツオの分類を見ていきます。カツオはスズキ目サバ科カツオ属に分類されます。なんとサバ科というところまではマグロと一緒なんですね。カツオ属は1属1種のみで、カツオ以外の種は分類されていません。

実は同じ仲間だった

サバ科という同じくくりに分類されるこの2種、要はきょうだいのような関係です。研究上もマグロと同じように扱われますし、ビンナガやキハダはカツオと同じ漁船で同じように漁獲されます。他の動物で例えるならライオンとピューマのような関係でしょうか。よけいわかりにくいですね。

マグロとカツオは分類上は同じサバ科。カツオもマグロの仲間と言える

大きさ・寿命が違う!

それぞれどのくらいの大きさになるか、どのくらい生きるのか、あまり考えたことのある方は多くないと思います。意外に大きさも寿命も全然違うんですよ!

マグロは体重400kg、寿命30年以上!?

クロマグロは硬骨魚類(いわゆる魚の形をした魚)の中でも非常に大型の種類です。成魚(大人の大きさ)になると全長3m、体重は400kg以上になる個体もいます。2018年3月には和歌山県那智勝浦町で、体重450kgものクロマグロが漁獲され、過去最大級であると話題になりました。

また、寿命も硬骨魚類の中では非常に長い部類に入りますクロマグロでは20年以上、近い種のタイセイヨウクロマグロでは30年以上も長生きするのだとか。

カツオは体重20kg、寿命は6年ほど

一方のカツオは全長1m、体重は最大でも20kgほどです。一般に流通しているカツオはもっと小型で、5kgくらいまでのものが主流です。魚類の中では大型の部類ですが、マグロと比べるとけっこう小型ですね。
生後1年で40cmほどに育ち、3年で60cmほどになるようです。

カツオの成魚は1箱に2尾入っている場合も多いが、マグロの成魚は1箱につき1尾
カツオの成魚は1箱に2尾入っている場合も多いが、マグロの成魚は1箱につき1尾

寿命は6年以上、10年くらい生きるものもあるとされています。こちらもマグロと比較すると1/5程度の寿命です。なんとも短いものですね。生きている間ずっと泳ぎ続けるなんて、彼らも大変ですね!

カツオはクロマグロよりもずっと小型だった!寿命もまったく違う

価格が違う!

魚屋さんやお寿司屋さんに行けばすぐに気づくことではありますが、マグロとカツオでは値段も全然違いますよね!

市場での価格ももちろんかなりの差があります。どちらも品質によってピンキリですが、ざっくり言うとマグロが1kgあたり3000円のところ、カツオが1kgあたり1000円、というくらいのイメージです。

市場で断面を見せて販売されているカツオはあまり見かけない。これはマグロ
市場で断面を見せて販売されているカツオはあまり見かけない。これはマグロ

マグロのほうが獲れる数が限られており、より高値がつきやすいです。毎年築地市場(豊洲市場)の初セリは●億円と騒がれていますよね。カツオにはそういったイベントごとはあまり聞きません。

江戸時代はカツオのほうが高級品だった

現代ではこのようにマグロのほうが高級品だという認識が広がっていますが、さかのぼって江戸時代にはカツオはたいへんな高級品でした。『女房を質に入れても初鰹』や、『まな板に小判一枚初鰹』という川柳が残っていることから、非常に珍重されていたことがわかります。一方のマグロは『猫またぎ』とよばれ猫さえ見向きもしない魚とされていたようです。(諸説あり)

また、かの有名な美食家である北大路魯山人は岩手県宮古のマグロを非常に美味しいとしつつも、“下手といえば、まぐろそのものが下手ものであって、もとより一流の食通を満足させる体ていのものではない。いかに最上の宮古みやこまぐろといってみても、高たかの知れた美味にすぎない。”なんて言っちゃってます。現代では価値がまったく異なるのですね。驚きです。

今はもちろんマグロのほうが高値。しかし古くはカツオのほうが高級品としてもてはやされていた!

まとめ:カツオもマグロも美味しく味わえる現代は幸せ

ここまでお読みいただきありがとうございます。めだか水産ではマグロをはじめ、今大ブームのサバ缶やいわし缶など、様々な水産物を『めだか水産直販部』として販売しています。是非下記リンクよりお越しくださいませ。

マグロカテゴリの最新記事