メダカの屋外飼育には発泡スチロールがおすすめ
メダカの屋外飼育には、発泡スチロールがおすすめです。
荷物の輸送としてのイメージがありますが、発泡スチロールはメダカ飼育に優れています。
夏の暑い時期でも冬の寒い時期でも1年中使用でき、軽くてメンテナンスがやりやすいです。一方で劣化が早いなどのデメリットもあります。
発泡スチロールのメリットやデメリットを以下で詳しくご紹介いたします。
発泡スチロールのメリット
皆様、おはメダカ☁
最低気温が前日より6℃低い予報が出ていたので昨晩緊急対策
トリートメント中で餌切りもしてるので発泡スチロール板を浮かべときました
朝の水温は11.5~7℃ 差程バラツキもせず元気に乗り越えてくれたε-(´∀`;)ホッ
#メダカ #メダ活 #ビオトープ pic.twitter.com/tboW8FiG5U— いず。 (@izumino_mori) October 24, 2022
安く入手できる
発泡スチロールは数百円と安く入手でき、スーパーや市場では無料でもらえる可能性もあります。
ネットでメダカを購入するとほとんどのショップで配送に発泡スチロールを使用しています。
配送で使用された発泡スチロールを取っておき、稚魚の飼育などに使えますよ。
メダカ飼育用の発泡スチロールはネットや100円ショップなどで販売していて、安く購入でき入手もしやすいです。
とても軽い
発泡スチロールはとても軽くメンテナンスもしやすいです。
ガラスの水槽や睡蓮鉢よりも移動が楽で女性でも簡単に持ち運びができます。
乱暴に扱ってしまうと壊れてしまう可能性がありますが、どんな容器よりも軽いのが特徴です。
保温性と断熱性がある
発泡スチロールには、保温性と断熱性があります。
発泡スチロールの98%は空気です。空気は物質の中でも熱伝導が伝わりにくくできています。
夏は水温の上昇を穏やかに、冬は水温の低下を緩やかにしてくれます。
メダカはどんな環境でも丈夫に生きてくれますが、急激な水温の変化は苦手で最悪の場合は死んでしまいます。
発泡スチロールは、外気温の影響で急激な水温の変化をせずに緩やかに水温を変えてくれるため、メダカのストレスにもなりません。
ただし、夏の時期に日光で水温が上昇してしまうと、下がりにくくなってしまいます。1日中日光の当たる場所は避けましょう。
スペースをとらない
発泡スチロールは、大型の水槽やトロ舟などと違いスペースをとらないので設置場所に困りません。
繁殖などをして置くスペースに限りがある場合など、発泡スチロールは大変役立ちます。玄関やベランダなどに置いて飼育が可能です。
発泡スチロールのデメリット
劣化が早い
発泡スチロールは劣化が早いです。ガラスの水槽や睡蓮鉢の容器に比べて発泡スチロールは耐久性がありません。
太陽光を浴び続けると劣化の速度も早まり、水漏れがおきてしまいます。
何年も使用している発泡スチロールは毎日のメダカの観察と一緒に確認しておきましょう。
落としたり、ぶつけたりしないように取扱いには十分注意してください。大事に扱うと劣化のスピードも遅いですよ。
見た目がいまいち
発泡スチロールは荷物の配送が主な用途のため、水槽や睡蓮鉢などに比べると見た目が悪いです。
ネットで販売しているメダカ飼育用の発泡スチロールは黒色が多くあります。黒の発泡スチロールを並べてみるとある程度は上品さがでます。
見た目も工夫がされている容器もあり、外敵防止用のフタがセットになっている容器もありますよ。
白の発泡スチロールだとメダカの体色が抜けやすい
奥さんに頼まれてメダカの発泡スチロールのカバー?を作ってました
#DIY #メダカ pic.twitter.com/4qPtsiKUHc— 39 (@saku39saku39393) October 22, 2022
白の発泡スチロールだとメダカの体色が抜けやすくなります。
メダカには背地反応(保護色機能)が備わっていて、外敵に襲われないように周りの色に合わせようとします。
黒い発泡スチロールを用意するか、白い発泡スチロールに黒いビニール袋を装着させるなどをして飼育しましょう。
フタをした方が良いのか?
フタをする場合は、完全に閉めてしまうと酸欠や日光が当たらなくなります。
水草も入っているならば、光が当たらずに光合成ができません。
ただ、フタをしないと鳥や猫などの外敵に襲われたり、強い日光の光で水温が上昇してしまいます。
雨が降る日には、水量が増して水が流れ出てしまう可能性があります。水と一緒に、メダカや稚魚が流されてしまうため、流れ出ない対策やフタをして雨水を入れないようにもできます。
特に稚魚は泳ぐ力が弱いため、水面の上の方でエサを食べています。流されないためにもフタをするなどの対策をしてください。
空気が入るように穴が開いているフタや網やすだれのようなものを使用しましょう。
水草が光合成をしないと、酸素が足りなくなります。また、水草は夜になると酸素を吸って二酸化炭素を出します。
完全にフタを閉めずに、フタに穴を開けるなどをしてメダカが酸欠にならないようにしましょう。ネットショップでは、フタ付きの飼育容器も販売していますよ。
発泡スチロールの色は白か?黒か?
黒の発泡スチロールだと、メダカの保護色機能により体色がキレイにでます。
白の発泡スチロールでも、底砂に黒いソイルを敷いて使用するなど工夫できますよ。
白い容器での飼育が向いている、白メダカなどの品種に使用できますので、白い発泡スチロールだからと捨ててしまうのはもったいないです。
ネットショップには、メダカ飼育用の黒い発泡スチロールが多数販売されていて、メダカ飼育用の発泡スチロールは見た目に凝っている容器もあります。
劣化するのは早いですが、メダカにとってはメリットがたくさんある発泡スチロールで飼育してみてください。
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