サバとイワシの違いって??代表的な青魚2種類を比較してみた!
分類が違う!
サバもイワシも同じ魚類ですが、実はそもそも生物としての分類がかなり違います。
サバはスズキ目サバ科


イワシはニシン目ニシン科
一方のイワシ(マイワシ)はニシン目ニシン科。分類のとおりニシンの仲間です。ニシン科の魚は世界の非常に広い範囲に生息しています。マイワシは水産資源としても他の動物の餌としても非常に重要な種類です。
イワシとサバはまったく違う仲間
ということでまずは分類を見てみました。これでイワシとサバはまったく違う生き物だとおわかりいただけたかと思います。
大きさの違い
サバは大きいものでは1kgを超えるものも
サバ(マサバ)は大きいものだと1kgを超えるものも珍しくありません。大きなサバであるほど脂がのっていることが多く、焼いても煮ても締めサバにしてもとっても美味しいですよ。
イワシはせいぜい200gくらい
イワシは最大でもせいぜい300gくらいかと思います。市場に出回るサイズだと、200gを超えるものでもかなり大きくてレアなサイズだといえます。
食べている餌の違い
サバは肉食性
サバはカツオやマグロの仲間です。テレビなどでカツオの漁獲シーンをご覧になった方も多いと思いますが、サバもカツオと同じように餌となる小魚を追いかけて捕えます。三日月型の尾びれと流線形の体を利用し、素早く長時間泳ぐのに適しています。サバはマグロと同じく一生を泳ぎ続けながら生活し、泳ぐのをやめると死んでしまいます。
イワシはプランクトン食性
イワシはプランクトン食性です。水族館でイワシの群れが展示されているのを見たことがある方は多いでしょう。そのときに口を大きく開けて泳いでいるイワシを見たことがありませんか?口を大きく開けて海水を取り込みながら泳ぐことで、海中に漂っているプランクトンを食べているのです。こうして考えるとサバとイワシって全然違いますね!
味の違い
それぞれの味についてはどちらが上ということもないのですが、サバは筋肉質でしっかりした繊維のある食感、いわしはふわっとしてやわらかい食感であることが多いように思います。脂の乗り方にも差があり、イワシは皮の下の層にたっぷりと白い脂を蓄えるのに対して、サバは内臓の周りや筋肉の間に霜降りのように脂を蓄えるイメージがあります。どちらも脂が乗ったものはとてもおいしいですよね!
サバとイワシの違い:まとめ
- サバはサバ科、イワシはニシン科。分類がまったく異なる
- サバは他の小魚、イワシはプランクトンを食べる
- 脂の乗り方が違う
今回挙げたサバとイワシの違いはほんの一部分です。気になった方は図鑑やネットなどでさらに詳しく調べてみましょう。鱗の違いや漁獲方法の違いなど、いろんなことがわかりますよ!
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