ホームセンターで普通に売ってる軽石

【メダカビオトープ】メダカビオトープに赤玉土は不要?砂利は何がベスト?軽石を使うメリットとデメリット

ネット情報のメダカビオトープではなぜか赤玉土が定番

メダカビオトープで検索すると皆さんきれいなビオトープを作っているのがわかります。しかしなぜかみんな赤玉土を敷いていますよね。どうやらメダカビオトープでは赤玉土を底に敷くのが定番化しているようです。

赤玉土は非常に安価で手に入る
赤玉土は非常に安価で手に入る

しかし、本当に赤玉土を敷くのがベストな選択なのでしょうか?めだか水産広報部ではメダカビオトープに砂利のような軽石を使用しており、メダカたちも非常に元気です。軽石と赤玉土、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

赤玉土のメリットとデメリット

赤玉土のメリット

どこでも手に入れやすい

赤玉土はたいていのホームセンターで販売されています。1kgから20kgまでくらいと様々な単位で販売されているので、メダカビオトープの好みや用途に合わせた量を購入することができます。

水草を植えられる

赤玉土はもともと園芸用の土ですから、当然植物を植えるのに適しています。赤玉土に直接植物を植えればビオトープでもすくすくと水草が育ってくれることでしょう。

安価である

安価であることは非常にメリットですよね。赤玉土はアクアリウム用の土(ソイル)とは比べ物にならないほど安く販売されています。十分の一くらいの値段さではないでしょうか?安価であることはとてもメリットが大きいですよね。限られた予算なら、たとえばメダカの生体にお金をかけることができます。

赤玉土は使いやすく安価な素材
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赤玉土のデメリット

水が濁る

赤玉土は使用する前によく水を通して洗いますが、それでもセットしてからしばらくは水が濁った状態になります。また、ビオトープの底面の掃除や水替えしたときなど、土を動かすと水が濁ってしまうので扱いが面倒というデメリットがあります。

経験上、メンテナンスが面倒だとどうしても次第にメンテナンスをサボるようになっていきます。結果、最初は水質が良かったのにどんどん水質が悪化…ということになりかねません。メンテナンスが面倒というのは、結果的に水質が悪化してしまう可能性があるのです。メダカ用のソイルとはメンテナンス性において非常に差があります。

粒が崩れるので耐久性に乏しい

赤玉土はメダカビオトープに用いていると徐々に粒が崩れて小さくなっていきます。長く使えたとしても2~3年で使えなくなってしまうのではないでしょうか?

底材は水質を安定させるバクテリアの住処になります。捨ててしまうと一気にバクテリアがいなくなってしまうため、なるべく耐久性の高いもののほうが有効だと思います。

導入初期段階ではどうしても濁りが発生する
導入初期段階ではどうしても濁りが発生する

メダカビオトープの底土は軽石や砂利でもOK

めだか水産では、メダカビオトープに使う底材はアクアリウム用の砂利や園芸用の軽石が適していると考えています。

めだか水産が紹介している作り方のメダカビオトープなら、水草は底の土に植えるわけではないので厚く土を敷く必要がありません。
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めだか水産のメダカビオトープには軽石を使用
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軽石を使うことで、赤玉土のデメリットをかなり低減できると考えます。軽石のメリットとデメリットを確認してみましょう。

軽石のメリット

多孔質でろ過バクテリアが住み着きやすい

軽石は多孔質の素材です。濾過バクテリアがたくさん住み着くため、濾過効果に期待ができます。アクアリウムの世界では軽石をろ材として使用する人はけっこう多いようですね。やはりそれだけメリットが大きいのでしょう。メダカビオトープでも軽石はろ材としてかなり活躍しているように感じます。

ホームセンターで安価で入手できる

赤玉土同様、軽石もホームセンターで非常に安価で入手できます。5kg入りで500円くらいだったと思います。メダカビオトープはアクアリウムよりもずっと少ない費用で始められるのが魅力です。軽石などの材料をうまく使って費用をかけずに作ってみましょう。

水が濁らない

軽石は土ではなく溶岩が発泡して固まったものです。そのため土に溶けたりすることはなく、砂利のように使うことができます。水替えや初期セッティングの際に水が濁ることがないので、軽石を使用するとメンテナンスが比較的簡単です。

導入初日から澄んだ水になる
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軽石のデメリット

洗うのに時間と手間がかかる

軽石はホームセンターで買ってきた時点では粉だらけでそのまま使えるものではありません。ふるいにかけて粉を除去したり、水でよく洗ってから使用する必要があります。けっこう手間がかかる作業です。

浮く石を除去する必要がある

軽石は多孔質で非常に軽いため、基本的に水に浮く性質があります。水に浮いてしまってはもちろんビオトープの底材としては使えないので、浮いてしまった軽石を除去する必要があります。この選別にも手間がかかります。

選別しないと見栄えが悪いかも

軽石は観賞用で使用するものではないので、白色から黒色、茶色や灰色など様々な色のものが混じっています。めだか水産では気にしていませんが、軽石を使用した場合見栄えがあまり良くない場合があります。手間のかかる作業ですが、気に入らない色の軽石を除去して選別することで見栄えがよくなると思います。

軽石は一色ではないので気になる場合は選別が必要
軽石は一色ではないので気になる場合は選別が必要

まとめ

メダカビオトープには赤玉土、というのが定番のようですが軽石も非常に効果的ということがわかるかと思います。セットに手間はかかりますが、軽石を底材に使用してのビオトープ作成はおすすめできます。秋が深まる季節になってしまいましたが、来シーズン以降もメダカビオトープ作成にぜひ役立てていただければと思います。

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