サバ缶ブームの次はいわし缶が流行すると言われています。実際に各缶詰メーカーがいわし缶の生産量を増やしており、今後安定的に漁獲のありそうないわしにシフトしていくことは間違いないのではないかとおもいます。ここでは、いわし缶のカロリーや栄養などについて説明します。
いわし缶のカロリーや栄養成分
いわし缶(いわしの水煮缶)は、原料となるマイワシの内臓や頭を取り除き、ぶつ切りなどにして調味液を入れ加熱した缶詰です。いわし缶のカロリーは魚の大きさや獲れた時期によってかなりばらつきがありますが、だいたい100gあたり150kcalから230kcalほどのようです。炊いたご飯が100gあたり168kcalであることを考えれば、栄養成分に富んだいわし缶はカロリーがそこまで高くないですね。
カロリー以外の栄養素で言うと、丸ごとのいわしを使っているのでもちろんたんぱく質も豊富です。旬の時期の大型のいわしを使っているいわし缶の場合は、脂質が高くなってしまう場合があるので缶詰の側面の表示をよく読むようにしましょう。
その他いわし缶にはEPA、DHAといった不飽和脂肪酸が多く含まれています。EPAやDHAは魚の脂肪中に含まれるので、水煮を買ったら汁ごと調理に使うことで無駄なく不飽和脂肪酸を摂取することができます。
いわし缶は生のいわしより栄養豊富
いわし缶は前述のとおり生のいわしを丸ごと使用しています。ツナ缶のように肉の部分だけを缶詰にしているのではないので、骨や皮なども一緒に摂取することができるのです。いわしは身と皮の間に皮下脂肪を蓄えています。健康な脂を摂取できるとともに、魚の骨に含まれるカルシウムも効率的に摂取することができますね。
使っているいわし原料はほとんど国産
いわしは現在日本国内で豊漁になりつつあります。一般的に販売されているいわし缶はほとんどが日本国内産のマイワシを使用しています。それだけ現在では良質ないわしがたくさん獲れているのですね。缶詰メーカーはコストを抑えるために、日本国内産のいわしをタイなどの工場に持ち込み缶詰に加工してから日本で販売する、といったことも行っているようです。
どちらにしろ日本のいわしを積極的に食べることはよいことですね!いわしは食物連鎖でいう低次消費者にあたるため、私たちがマグロやカツオなどを食べるよりも生態系に与える影響が少ないといえます。もっといわしを積極的に食べていきましょう!
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