サバ缶ブームに水産業界が沸く中、次のブームは近年豊漁が続いているいわし缶で間違いないでしょう。各メーカーが様々ないわし缶を作っている中、数十種類のいわし缶を食べ比べためだか水産広報部がおすすめのいわし缶をご紹介します。めだか水産広報部は『日本さかな検定1級』という合格率10%の超マイナー資格を取得しています。魚のプロが教えるおすすめいわし缶を是非チェックしてみてください。
【まとめ】日本さかな検定1級が選んだ!おすすめのいわし缶5選【いわし缶】
『丸水札幌中央水産 脂のりが自慢のいわし水煮』

脂のり良し、とろとろの水煮


今のところ小売店で見たことがない
この『丸水札幌中央水産 脂のりが自慢のいわし水煮』はおすすめ商品なのですが、今のところスーパーなどで見かけたことがありません。新商品のようですのでこれから販売店が増えてくることと思いますが、今はネット通販などで購入するのがおすすめです。
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『マルハ いわし煮付 月花』
続いてご紹介するおすすめいわし缶はこちら。スーパーではよく販売されています。水煮と味付があるのですが、味付で美味しいいわし缶としてこちらをチョイスしました。
高級いわし缶の代表になりそう

脂のりは素晴らしい。好みが分かれるかも

筆者が暫定最強だと思ういわし缶『マルハ 月花いわし水煮』です。EPAの量、原料の鮮度や脂のり、あまり売っていないいわし水煮であることなど、健康効果も美味しさもアレンジのしやすさも一級品です。
『マルハニチロ北日本 釧路の大羽いわし味付』

これは美味しい!大羽いわしが丸ごと2尾
商品名にも使われている『大羽いわし』とは『おおばいわし』と読み、大きなサイズのいわしに使われる用語です。いわしはその大きさごとに「小羽(こば)」「中羽(ちゅうば)」「大羽(おおば)」と区別されます。大きなサイズのほうが脂のりも身の締まりもよく美味しいですがその分価格は非常に高くなります。その大羽いわしを贅沢に使用しているのです。魚マニアの視点から言ってこの時点でおすすめできます。
EO缶ではないのがかなりマイナス
さあ食べよう、というときに気づいたのですが『マルハニチロ北日本 釧路の大羽いわし味付』はEO缶(イージーオープン缶:缶切り不要の缶詰)ではなく、缶切りが必要なタイプのいわし缶です。一人暮らしや若い夫婦のご家庭などでは缶切りを持っていないこともあるのではないでしょうか。これは非常にマイナスポイントです。
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『田原缶詰 ちょうした オイルサーディン』
次にご紹介するおすすめいわし缶は、水煮や味付缶ではなくオイルサーディンです。
千葉県九十九里のマイワシのみを使用、こだわりの製法

素晴らしい国産高級オイルサーディン。アレンジしてもそのままでも

九十九里エリアは日本有数のいわしの産地!九十九里とは、千葉県房総半島の東側にある地域です。はまぐりや伊勢海老など海産物の豊富な地域で、その付近には日本一の水揚げ量を誇る銚子港があります。この『ちょうした オイルサーディン』は、千葉県[…]
『いなば ひと口いわしみそ煮』

とにかく低価格が素晴らしい
このいわし缶、おすすめのポイントは価格の安さ。1缶120円くらいで買えちゃいます。そして味も満足できるレベルというのがとてもありがたいところですね。味は昔ながらのいわしみそ煮といったところで、しょうがが効いた甘めの味噌味です。骨もそのまま食べられるので健康にもGoodですね。おかずに一品足りないときなどは重宝するのではないでしょうか。
産地と添加物が気になる方がいるかも?

実は、スーパーの商品棚で美味しいイワシ缶に出会うのは難しいです。
それはなぜか、取り扱いの種類が少なくパッケージと価格で選ぶと鮮度悪かったり、魚の扱いが丁寧でなかったりする缶詰を買ってしまうことが原因です。
通販(特にAmazonや楽天)では豊富な取り扱いで購入者レビューも参考に美味しい缶詰を探すことができます。
また缶詰は重たいのでスーパー等で買うよりも、玄関先まで配達してくれる点も嬉しいポイントですよね♪